石塚元章 ニュースマン!!

「なぜマスクをしているのですか?」あなたはどう答える?

うだるような暑さの日が続いていますが、やはり街はマスク姿の人で溢れています。
それでは、人はなぜマスクを着用しているのでしょうか。

同志社大学 社会心理学の中谷内一也教授のグループがインターネットで行った調査によると、最も多かった理由は「他人が着けているから」というもの。

この結果は、スイスの心理学専門誌フロンティアーズ・イン・サイコロジーに掲載されました。

8月15日放送の『石塚元章 ニュースマン!!』ではこのニュースを取り上げ、石塚元章と渡辺美香アナウンサーが、日本人特有の同調心理について語りました。

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日本人らしい「同調圧力」

調査結果によると、なぜマスクをしているのかという問いに対して、圧倒的に多かった答えは「他人が着けているから」。

これに「日本人らしいなぁー」と思わずうなる石塚と、「同調圧力ってやつですね」と納得の渡辺。

日本人がマスクを着用するのは、「感染が怖いから」でもなく、「他の人にうつさないため」でもなく、「みんなが着けているから」という理由だったのです。

中谷内教授は、人々に望ましい行動を促すには、今回のマスクのように「みんながやっているから」という“同調心理”をくすぐるのが有効であるとコメント。

一方で「やりすぎると窮屈な監視社会になる」とし、慎重な対応が求められると注意も促しています。

同調圧力が強くなりすぎることで、度々ニュースにもなる“自粛警察”が横行してしまうのです。
 

マスク持ってるよアピール

本当は「なぜマスクを着けているのか」ということを、できれば理解しておいた方がいいと語る石塚。

いつでもどこでもマスクを着けていればいいというものではなく、外を歩いていて周囲に誰もいない場合は外すという柔軟性も必要だと促します。

「私、外歩いてる時に、やっぱり外しますけど。必ず手でひらひらさせながら持って歩いてますよ」と、「マスクは持っている」というアピールを必ずしているという渡辺。

この渡辺の行動も、やはり同調心理によるもの、そして自粛警察から身を守るための行動でもあります。
 

何のためにマスクをするのか

政府、自治体、医師などが「熱中症で倒れたら大変なので、暑い時は外してください」と呼びかけているものの、「外したマスクをどうするか問題」もあると指摘する石塚。

「また人がいたらはめないといけないわけでしょ?専門家に言わせると不用意に持つとコロナのウイルスが万が一あると、汚れるからダメだとか。かといって両手がふさがってたらどうするんだとかね」

その時々によって柔軟にマスクを着けたり外したりした方がよいとされていますが、その外したマスクの適切な管理も求められます。

マスクケースでの保管について、「それを首にかけておけば『マスクある人なんだな』と思ってもらえる」と渡辺。

「マスクをしてない訳じゃなくて、『今だけ取ってる』というアピールを何かの方法でしたかったり」と笑います。

「大変な時代になったなということをつくづく思いますが。マスクを『何のために』というとだけは改めて肝に銘じたい」と語った石塚でした。
(minto)
 
石塚元章 ニュースマン!!
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2020年08月15日08時00分~抜粋

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