石塚元章 ニュースマン!!

「チャコの海岸物語」の“ミーコ”とは弘田三枝子さんのことだった

7月21日、「ヴァケイション」「人形の家」で知られる歌手の弘田三枝子さんが、千葉県内の自宅で倒れ、心不全により73歳で亡くなりました。

8月1日放送の『石塚元章 ニュースマン!!』では、この訃報に寄せられたおたよりを読みながら、石塚元章と渡辺美香アナウンサーが、弘田三枝子さんが遺した楽曲について振り返ります。

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カッコいい「ヴァケイション」

「弘田三枝子さん、愛称“ミコちゃん”の訃報が発表されました。
歌唱力とパンチの効いた声で、洋楽もカバーした和製ポップスを歌っていました。残念です。ご冥福をお祈りします。

石塚さん、美香さん、元気づけに『ヴァケイション』歌ってください」(Aさん)

Aさんから2人に歌のリクエストが入りましたが、さすがにそれは…ということで、弘田三枝子さんご本人による「ヴァケイション」が流れます。

夏にピッタリのパンチの効いたナンバーに、「カッコいいー!うなるようなね、のどをグーっとしめてね」と渡辺。

「『うぅっ↑』っていうの。しゃくりあげるのとか、スキャットもカッコいいし、ノリノリ!」と大絶賛です。
 

サザン桑田さんのモノマネ披露

「弘田三枝子さんが亡くなったことは大きいです。母の世代ですが、この番組でレナウンの倒産が伝えられました。そのCMソング『ワンサカ娘'64』を歌っていた人が亡くなったのは、因縁めいたものが……

個人的には『人形の家』よりも、CMソングや洋楽のカバー、アニメソング『ジャングル大帝』のエンディング『レオの歌』、ジャズのスタンダードナンバーの方が好みです」(Bさん)

アメリカンポップスの日本語カバー、CMソング、ジャズナンバーなどが有名な弘田三枝子さん。

ここで話題はサザンオールスターズ桑田佳祐さんの話に。

桑田さんが弘田三枝子さんの大ファンであることは有名な話です。

石塚と渡辺が桑田さんの独特の歌い方をモノマネしてみますが、「全然似てない2人が必死にマネをしてますけど」「ちょっと…今ひとつ、今三歩ぐらい」と本人たちも認めるほど、なんともグダグダなものに(笑)

桑田さんが「感情をデフォルメするのも、弘田さんの影響かもしれない」と想像する渡辺。
 

60年代の和製ポップススターたち

サザンオールスターズの名曲、若い2人が海岸で恋をする「チャコの海岸物語」。

「心から好きだよ」に続く「ミーコ」とは、なんと弘田三枝子さんのことなのです。

ちなみに同じく「チャコ」は、後に音楽プロデューサーとなってピンクレディーや小泉今日子さんを発掘する飯田久彦さんのこと。

当時は「ルイジアナ・ママ」などの洋楽のカバーソングを歌っていました。

そして、「ピーナッツ」は、同じく洋楽カバーソングを多く歌っていた伝説の双子デュオ、ザ・ピーナッツのこと。

この曲は実は、60年代の和製ポップススターへのリスペクトが込められた歌だったのです。
 

ジャズの天才!

ジャズに精通している渡辺は、訃報に触れ、改めて弘田三枝子さんの歌うジャズを聴き直してみたといいます。

渡辺「天才ですね!黒人シンガーさんのような。往年のカーメン・マクレエとか、エラ・フィッツジェラルドのような歌い方をするっていう」

「今、同世代の日本人女性ではいないような」と、唯一無二の存在であったと弘田三枝子さんを語ります。

「本当にすごく素晴らしい人。CMソングとかいっぱい歌ってて懐かしいですね」と、しみじみ振り返る石塚と渡辺でした。
(minto)
 
石塚元章 ニュースマン!!
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2020年08月01日07時37分~抜粋

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