石塚元章 ニュースマン!!

800匹の子孫を残したゾウガメ「ディエゴ」、100歳超えでついに引退!  

石塚元章 ニュースマン!!』、「石塚トレンドザ・ナンバー 今日の数字」のコーナーでは、今週起こったニュースにちなんだ数字をCBC論説室の特別解説委員・石塚元章が選んでいます。

6月20日の放送で石塚元章が取り上げた数字は「800匹」。

これはガラパゴス諸島で、あるオスのゾウガメが残した子孫の数です。

[この番組の画像一覧を見る]

「種の保存」のための派遣

エスパニョーラゾウガメの「ディエゴ」が住むのは、ガラパゴス諸島に数々ある島のひとつ、エスパニョーラ島。

50年前、エスパニョーラ島にはオス2匹、メス12匹しかエスパニョーラゾウガメが残っていなかった上に、それぞれ離れて生息していたため、繁殖は難しい状況でした。

そこで大抜擢されたのが、アメリカ・サンディエゴの動物園で生活をしていた「ディエゴ」。

「種の保存」という壮大なテーマに取り組むため、ディエゴはサンタクルス島にあるガラパゴス国立公園の繁殖センターへと派遣されたのです。

 

故郷へ凱旋帰島!

「本当によくがんばってくれて、800匹」という石塚に、「あんなのんびりした空気なのに、ものすごいがんばったんですね。フフフ」と笑う渡辺美香アナウンサー。

この50年で800匹の子孫を残したディエゴの尽力もあり、残り数十匹だったエスパニョーラゾウガメは、現在2,000匹まで増えました。

絶滅の危機に瀕していたエスパニョーラゾウガメは、ディエゴたち種カメの働きでその危機を見事脱出。

そして立派に役目を果たしたディエゴは、先週ついに引退の日を迎え、繁殖センターを後にしました。

ディエゴが帰ったのはサンディエゴの動物園ではなく、故郷のエスパニョーラ島。

もともとディエゴは、100年ほど前に島を訪れた探検家に捕らえられ、アメリカの動物園に連れてこられたとみられています。

立派に務めを果たしたディエゴは、長い年月を経てようやく故郷の地を踏んだのです。
 

孤独な「ロンサム・ジョージ」との対比

このディエゴの武勇伝を聞いた渡辺が思い出したのは、数年前にCBCで放送した『赤道大紀行』という番組に登場した「ロンサム・ジョージ」。

ロンサム・ジョージは、同じくガラパゴス諸島のピンタ島に住んでいた「ピンタゾウガメ」最後の個体です。

ディエゴとは違って繁殖を嫌がり、メスをまったく受け付けなかったロンサム・ジョージ。

なんど繁殖を試みても抵抗を続け、結局ロンサム・ジョージはピンタゾウガメ最後の1匹となってしまったのです。

「という話を見た記憶からすると、なんてディエゴ君は功労者なんだろう!と思って」と、しみじみする渡辺。

ガラパゴス諸島はエクアドル領。

15日、エクアドルの環境相は「ディエゴを含むエスパニョーラのゾウガメ15匹が故郷へ戻る。飼育下で何十年も繁殖活動を行い、自分たちの種を絶滅から救った」とTwitterに称賛のコメントを投稿。

「『Twitterの使い方はこうだろう』と、どっかの大統領に教えてやりたい」とチクリと風刺も入れた石塚でした。
(minto)
 
石塚元章 ニュースマン!!
この記事をで聴く

2020年06月20日11時38分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報