植物由来の代用肉を製造・販売する会社、アメリカ「ビヨンド・ミート」社の売上高が伸びています。
『石塚元章 ニュースマン!!』、今週起こったニュースにちなんだ数字をCBC論説室の特別解説委員・石塚元章が解説する「石塚トレンドザ・ナンバー 今日の数字」のコーナー。
2月29日の放送で石塚は、このビヨンド・ミート社に関する「3.4倍」という数字を選びました。
「肉を超える」
この「3.4倍」は、ビヨンド・ミート社の売上高を表す数字です。
ビヨンド・ミート社の2019年の売上高は前年の「3.4倍」、日本円では約330億円にのぼります。
「ビヨンド・ミート」とは、その名の通りビヨンド(超える)・ミート(肉)で、「肉を超える」という意味。
肉は肉でも本物の肉ではない植物由来の「代替肉」がブームの昨今、これらの需要の伸びとともにこの会社が注目を集めています。
健康のため、動物愛護のためにベジタリアンやヴィーガンになる人が増加。
また家畜を育てることが温暖化ガスを多く出すという問題が急速に広がりつつあることから、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)の頭文字を取った「ESG投資」をする人も増えていて、そういった意味でも代替肉を開発・販売する企業やメーカーの評判が上がっているという現状です。
ビヨンド・ミート社の2019年の売上高は前年の「3.4倍」、日本円では約330億円にのぼります。
「ビヨンド・ミート」とは、その名の通りビヨンド(超える)・ミート(肉)で、「肉を超える」という意味。
肉は肉でも本物の肉ではない植物由来の「代替肉」がブームの昨今、これらの需要の伸びとともにこの会社が注目を集めています。
健康のため、動物愛護のためにベジタリアンやヴィーガンになる人が増加。
また家畜を育てることが温暖化ガスを多く出すという問題が急速に広がりつつあることから、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)の頭文字を取った「ESG投資」をする人も増えていて、そういった意味でも代替肉を開発・販売する企業やメーカーの評判が上がっているという現状です。
日本企業も続々参戦
世界規模で展開するコーヒーチェーンのスターバックスは、ビヨンド・ミート社の代替肉ソーセージ、チェダーチーズ、玉子を挟んだサンドイッチを、現地時間3月2日からカナダの1,500店舗以上で販売することを発表しました。
アメリカでは、マクドナルドやサブウェイ、ケンタッキーフライドチキンといったファストフード店が、この代替肉を使った商品を実験的に売る動きがあります。
日本でも、伊藤ハムや日本ハムといった業界大手がこの代替肉ブームへの参入を決めており、3月から家庭向けの商品を販売開始します。
伊藤ハムは家庭用のソーセージに加えて業務用のパティなど8商品、日本ハムは、大豆やこんにゃくを使ったハムやソーセージなど5商品。
「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは、大豆を使ったパティ、ほうれん草を練り込んだパン、ソースにも動物性の材料を使わないハンバーガーを今年の夏に全国販売、価格は主力商品よりも4割ほど高い500円台になると見られています。
アメリカでは、マクドナルドやサブウェイ、ケンタッキーフライドチキンといったファストフード店が、この代替肉を使った商品を実験的に売る動きがあります。
日本でも、伊藤ハムや日本ハムといった業界大手がこの代替肉ブームへの参入を決めており、3月から家庭向けの商品を販売開始します。
伊藤ハムは家庭用のソーセージに加えて業務用のパティなど8商品、日本ハムは、大豆やこんにゃくを使ったハムやソーセージなど5商品。
「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは、大豆を使ったパティ、ほうれん草を練り込んだパン、ソースにも動物性の材料を使わないハンバーガーを今年の夏に全国販売、価格は主力商品よりも4割ほど高い500円台になると見られています。
味と価格の課題
このニュースに、「おいしいものがどんどん増えてますし、食べてみたい」と、渡辺美香アナも興味津々の様子。
ただ石塚は、「食べた人によると、ハンバーガーなんか非常にいいんですけどね、違いがわからない。ただ、ステーキだと今ひとつ本物と違いが。ステーキはハードルが高そうですね」とやや懐疑的です。
「あと一歩、本当に肉に迫れるのかどうか。あとは、ちょっとお高めなんで価格でどこまで競争できるかといったあたりの課題も若干残ります」と、今話題の代替肉についてまとめた石塚。
これまでも日本の外食チェーンでは、大豆を使ったハンバーガーなどの商品はありましたが、未だヒットといえる数字は残していません。
味にこだわり、価格も重要視する傾向がある日本人ですが、この日本でも代替肉が定番となる日はそう遠くないのかもしれません。
(minto)
ただ石塚は、「食べた人によると、ハンバーガーなんか非常にいいんですけどね、違いがわからない。ただ、ステーキだと今ひとつ本物と違いが。ステーキはハードルが高そうですね」とやや懐疑的です。
「あと一歩、本当に肉に迫れるのかどうか。あとは、ちょっとお高めなんで価格でどこまで競争できるかといったあたりの課題も若干残ります」と、今話題の代替肉についてまとめた石塚。
これまでも日本の外食チェーンでは、大豆を使ったハンバーガーなどの商品はありましたが、未だヒットといえる数字は残していません。
味にこだわり、価格も重要視する傾向がある日本人ですが、この日本でも代替肉が定番となる日はそう遠くないのかもしれません。
(minto)
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