ヤフーがショッピング通販サイト「ZOZO」を買収、その狙いとは?

石塚元章 ニュースマン!! / ニュース

『石塚元章 ニュースマン!!』では、その週に起こったできごとや話題のニュースをわかりやすく解説していますが、9月14日の放送では「ヤフーがZOZOを買収」というニュースを取り上げました。

ネット事業を手広く展開するヤフーが、ファッション通販サイトを手掛けるZOZOを買収した狙いはどこにあるのでしょうか?
CBC論説室の石塚元章と渡辺美香アナウンサーが解説しました。

ZOZOの業績が不振

ZOZOが運営するファッション通販サイト「​​​​​​​ZOZO TOWN」は、自らファッションブランドを展開するだけではなく、さまざまなファッションブランドがインターネットで販売できる場所を提供しています。

『ZOZO TOWN』を利用したことがない方も、前澤友作社長はご存知かもしれません。

月への旅行計画を発表したり、ポケットマネーで100万円を100人にプレゼントするという企画を立てたり、総工費が100億円とも噂される豪邸を千葉に建てたりと、プライベートも含めて話題となりました。

​​​​​​​しかし、本業のZOZO TOWNはここ最近、業績が落ちてきたと言われており、その原因は大きく分けて2つあるとされています。

ふたつの不振の原因

1つ目は「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」があまり売れなかったこと。

通販で洋服を買う時に気になるのが、実際に試着せずに買っても身体に合うのかということ。
体型に合わなければ返品ができるという通販サイトも多いのですが、いちいち返品するのは面倒くさいものです。

そこで、通販へのハードルを下げるために開発されたのが「ZOZOSUIT」で、そのスーツを着てスマホで写真を撮ることで、体型のデータが収集され、サイズに合ったものが選べるというものです。

しかし、「ZOZOSUIT」は当初トラブルが発生したり、生産が追いつかなかったことがあった上、現在は利用する人が思ったよりも少ないことで、売り上げに貢献できなかったそうです。

もう1つの原因は、割り引き戦略の失敗と言われています。

有料会員になると、いつでもどのブランドでも10%引きで買い物ができるというサービスを開始したところ、一部のファッションブランドが「ブランドの価値が下がる」と猛反発し、ZOZOTOWNから撤退する騒ぎとなりました。

原因は明らかにされていませんが、この割引サービスは、5月で終了しています。

買収するヤフーの思惑は?

一方、買収する側のヤフーですが、インターネットのポータルサイトをはじめとして、さまざまな事業を展開していますが、Eコマース(電子商取引)市場では、AMAZONや楽天市場から大きく離されて3位となっています。

ヤフーショッピングの利用者は40代が多いのに対し、ZOZOTOWNの利用者は20代、30代が中心。

石塚「若い層にもアピールしたいヤフーとしては、ネット通販の部門と若い世代が取り込めるというところもあって、双方の思惑が合致したということだと思います」

渡辺「そこでポイントを貯めてもらえれば、ますますヤフーショッピングが使えますしね」

今回の買収により、ますますネット通販の競争が激化しそうです。
(岡本)
 
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2019年09月14日07時19分~抜粋

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