北野誠のズバリ

人事に私情はつきもの?入り組んだ社内恋愛が招いた悲劇とは

2月28日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)のおたよりテーマは「今やから言えること」。

このお題に「直属の上司から不倫の誘いを受けていた」という投稿が寄せられました。
その上司に恋愛感情はなく断った裏側で別の物語が動いていたのです。

北野誠と松岡亜矢子が投稿を紹介します。

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直属の上司から不倫のお誘い

今から二十数年前に、京都支店から名古屋支店に異動してきたAさん。

それから1年ほど経ったある日、Aさんは直属の上司である支店長から「もしよかったら付き合ってくれないか?」と言われたそうです。

「支店長は既婚者だったので、もちろんお断りしました。支店長いわく『本部長も社内に彼女がいるみたいだし、社内恋愛は禁止されてないから。嫁ともうまくいっていなくて、家庭内別居状態。離婚するのはもう目に見えてる』とのことでした」(Aさん)

Aさんと付き合いたい一心で、支店長は社内恋愛をしていると噂の本部長を引き合いに出し、家庭不和も告白。

仲良く仕事はしていたものの、Aさんには支店長に対する恋愛感情は一切なく、支店長の思いが通じることはありませんでした。

札幌への異動を機に

それからしばらくして、本社から「札幌に新しく支店を作る」という通達がありました。
他人事のように思っていたAさんでしたが、その支店長が札幌支店に異動となりました。

これを機に、支店長は再度Aさんにアタック。

「嫁と離れて暮らせるのは嬉しいけど…よかったら一緒に来てくれないか。もちろん離婚するから、結婚を前提に付き合ってくれないか」

こう言われたAさんでしたが、やっと名古屋支店に慣れてきたばかりだったこともあり、躊躇なく断ったそうです。

奥さんと離婚する前から「札幌に一緒に来てほしい」「結婚を前提に付き合ってほしい」なんて虫が良すぎる…と思いきや、ここから話は意外な方向に向かいます。

転勤は私のせい?

「今だから言えますが、もしかすると支店長、あなたが札幌になったのは私のせいかもしれません。ごめんなさい」(Aさん)

その心は?

「当時みんなに絶対バレないようにしてましたが、あなたの直属の上司である本部長と付き合っていたのは、私です」(Aさん)

まさかの急展開に、思わず息を飲む松岡。

「本部長はあなたが私に好意を寄せてることを知っていたので、もしかすると意図的にあなたを異動させたのかも。そうだとしたら、本当にごめんなさい」(Aさん)

札幌に異動した支店長はしばらくして本当に離婚し、それからもずっと札幌で暮らしているそうです。

「札幌でまた幸せに暮らしてくれてたらいいなと心から思ってます」(Aさん)

リサーチ不足が招いた悲劇

松岡「ちょっとちょっと!怖い!なんかいろいろ怖いよ、今の!この会社はどういう会社なんですか?裏でつながりすぎだよ、複雑に」

北野「ピロートークで言うじゃないですか。『なんか今日、支店長がやたらお前に言い寄ってたけど?』『付き合ってくれって言われた』『そうか…飛ばそか』と」

松岡「人事にそういう私情を挟んじゃ、本当はダメでしょ(笑)」

北野「本部長が社内の誰と付き合ってるかをよう調べへんかった、自分のリサーチ力を嘆くわけですよ」

本部長が社内恋愛をしているという噂は耳にしていたのに、肝心のお相手を突き止められなかったのは、支店長の大きなミスだったようです。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2024年02月28日14時26分~抜粋

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