北野誠のズバリ

大手居酒屋チェーンの名を騙る「ぼったくり」の現在

Web情報サイト『集英社オンライン』などの記事によると、大手居酒屋チェーン「鳥貴族」の名前を語り、ぼったくり居酒屋へ誘導したとして、男女15名が偽計業務妨害容疑で逮捕されました。

鳥貴族などに入店しようとする客に「今は満席なんで、空いている系列店に案内しますよ」と声を掛け、無関係の悪徳店へ連れて行き、さまざまな名目で高額の飲食代を請求するという手口です。

2月8日放送『北野誠のズバリ』では、この記事を元に北野誠と山内彩加アナウンサーが、トークを展開しました。

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昔のぼったくりパターン

この事件は東京の歌舞伎町で起きたものですが、実は名古屋でも同じ手口のぼったくりが増えているそう。
北野はぼったくりのイメージが昔と違うと語ります。

北野「僕らはぼったくりのイメージとしては、きれいな女の子が急に『お兄さんたち、一緒に飲まない?』って言ってきて、酔っ払ったお兄ちゃんたちが『ほんなら俺らと飲みに行こうや』って言うて。

(男性側が)『俺らの知ってるバー行こうや』って言うたら、(女性が)『私のよく行ってる店行こうよ。結構格安にしてくれるし』って言うて、地下に降りていくパターンですよ」

そして、女の子が誘った店はぼったくりバーで、普通のビールとおつまみが出てきただけなのに、帰りに請求書を見ると1人10万円というパターンです。

さらに北野は、店が地下にあるのは逃げにくい(2階だと飛び降りることができ、地下だと階段で上がらなければならない)ためだと解説。

奥は広くても手前の通路は狭く、入口の扉は重くて手前に引くタイプなのも逃げにくいためだそうです。

普通の居酒屋と思いきや

今回問題となっているパターンは、客引きも大学生ぐらいに見える若者で、よくある居酒屋を装ったもの。
鳥貴族のロゴを使ったボードを持って客引きを行い、お店の名前も「とりみち」や「とりきち酒場」などと、系列店と誤解されるようにしていたとか。

また店内には『店内撮影禁止』と書かれ、撮影が発覚したら1万円請求されるなど、怪しい注意書きがちらほら。

さらに「1,500円飲み放題」と聞いていたのに、料金明細を見たら頼んだ覚えのない「プレミアム飲み放題7,960円」という文字に、お通しは2,000円、週末料金で2,000円と、どんどん加算されるケースもあるそうです。

過去にぼったくり未遂の目に

これまでの話を聞いて、山内も似たような経験をしたことを思い出しました。

東京で友人と2人で飲みに行こうとしたら、どこもお店が空いておらず、外にいたお兄さんから「飲み放題1,500円」と言われて入ると、「料金10%上乗せ」という謎の文字が。

「この店はまずい」と思い店を出ようとしたら、店員から「席に着いたなら何か頼まないといけない」と言われ、もやしや一番安いものを頼んですぐに出たとのことです。

かつてのぼったくりバーとは異なり、金額も10万円単位などの極端なものではなく、「メニューや店内の張り紙にルールが書かれているので」と言われてしまうと、訴えづらいのかもしれません。

また、レジでもめると怖い人が脅迫するのではなく、弁護士の名刺を見せられるケースもあるそうですから、厄介です。

もし初めての居酒屋に行くのであれば、事前に調べた方が良さそうですね。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2024年02月08日13時14分~抜粋

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