北野誠のズバリ

紺野ぶるま、アニメ版『窓ぎわのトットちゃん』を大絶賛!

お笑いタレントでエッセイストの紺野ぶるまさんが、1月5日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』で、現在公開中のアニメ映画『窓ぎわのトットちゃん』(監督・脚本:八鍬新之介)を紹介しました。

「本当に素晴らしかった!」と大絶賛の紺野さん、北野誠と氏田朋子に作品のポイントを語ります。

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映画『窓ぎわのトットちゃん』

現在公開中の映画『窓ぎわのトットちゃん』は、タレントの黒柳徹子さんが自身の幼少期をつづった自伝的物語『窓ぎわのトットちゃん』をアニメ化したもの。
黒柳さんの原作は1981年に出版され、国内の累計発行部数は800万部を突破し、「戦後最大のベストセラー」と言われています。

「トットちゃん」と呼ばれた黒柳さんは、落ち着きがないため小学校から「もう、来ないでください。迷惑です」と言われて退学になる、という前代未聞の事態から始まります。

そこでユニークな教育方針のトモエ学園に転校したトットちゃん。トモエ学園は、電車が教室として使われている自由な学校です。

周囲から「困った子」と言われて傷ついていたトットちゃん、校長先生に初日から自分の話したいことを全部聞いてもらいます。
校長先生はその話を聞いて「君はほんとはいい子なんだよ」と話します。

こどもに見せたい

紺野さんは「本当に素晴らしかった!」と激賞し、ポイントを3つにまとめました。

その1は「こどもに見せたい」。トモエ学園でのシーンでは、集団になじまない子にも素晴らしい才能があり、身体の大きさなど見た目が違っても、それは恥ずかしいことではなく、同じクラスメイトだから差別してはいけないという教えがあります。

セリフ量が少ないですが、不思議と心に刺さり「映画館で見られたら最高の教育だな」と語る紺野さん。
そして「私も小さい時にこの映画を見ていたら、傷つかずに、傷つけずに済んだのでは」と自身を振り返ったそうです。

氏田も絶賛

北野「日本は小学校の時から同調圧力が強いですからね。『空気を読め』と言われますよね。友だちを作らないかんという圧力もあるし。
トットちゃんは個性的だけど、それを理解してくれる学校に出会えたということですね」

紺野「そこでのびのび育って、トットちゃんが素晴らしいんです。身体の弱い子にみんな一緒でしょ、と手をさしのべたり…」

この作品を娘と見たという氏田。

氏田「娘にはこういう世界があっていいということを初めて知る機会になったし、戦争というものを知ることもできます」

豪華な声優陣

紺野おすすめのポイントその2は「豪華な制作チーム」。

監督の八鍬新之介さんは長年『ドラえもん』シリーズを担当し、またスタッフには『クレヨンしんちゃん』シリーズを手掛けた制作陣も、
映像の美しさも特筆すべきものだそうです。

また声優はトットちゃんを7歳の子役・大野りりあなさん、お父さんを小栗旬さん、お母さんを杏さんが担当。先生には滝沢カレンさん、校長先生には役所広司さんが配役されています。
さらに主題歌はあいみょんさんが手掛けています。

原作をもう一度

最後のポイントは「もう一度原作を読みたくなる」こと。

本を読むシーンが多くて読書欲がかり立てられ、何より著者であり主人公である黒柳徹子さんがもっと好きになったという紺野さん。
おしゃべりが過ぎて退学となった黒柳さんは、その後、欠点であったおしゃべりを仕事にしています。

紺野「自分がネガティブと感じている部分はとてもポジティブなのかもしれないし、そういう教育がもっと広がればいいなと思いました」

北野「黒柳徹子さん、スタジオで見るのはいいけど、新大阪の新幹線のホームで見るとびっくりした。あのままやから(笑)」

紺野「自分を貫いていますよね」

北野「すごいオーラです!」

ぜひ親子でも、そして大人だけでもご覧ください。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2024年01月05日14時47分~抜粋

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