北野誠のズバリ

羽生結弦さん離婚で議論白熱!「報道の自由」はどこまで許される?

ジャーナリストの江川紹子さんが、11月21日までにメディアプラットフォーム『note』で発言した内容が物議を醸しています。

17日に離婚を発表したプロフィギュアスケーター・羽生結弦さんをめぐり、「許可のない取材や報道を当然のごとく悪と決めつけて非難する説が飛び交っている」と江川さんは言及。

「取材や報道は許可が必要なのか?」と問題提起されています。

11月25日放送『北野誠のズバリサタデー』では、パーソナリティの北野誠が気になるニュースとして取り上げ、大川興業総裁の大川豊とともに持論を展開しました。

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ジャーナリズムとは何か

羽生さんは離婚の原因として、加熱報道やストーカーによって妻だった女性を守りきれなかったことを挙げています。

お相手の女性は一般の方ということで非公表、結婚記者会見も行われなかったということで、報道が加熱していったのではないかと推測する北野と大川。

それに対して江川さんは「常に本人の許可を得て取材や報道をすると、メディアは本人が望む情報だけを拡散する宣伝媒体としてしか機能しなくなる」と主張。

確かに踏み込んだ取材ができないとなると、真相が解明できないということになりますが、北野は「有名人のプライベートに関してはそこまで追う必要があるのか?」という疑問を投げかけます。

北野「江川さんの言ってることで、例えば政治家は当然公人で、国民の税金で給料をもらってるわけですから、スキャンダルに関しては徹底的にいろいろ調べていくんやろうなあと」

大川「権力をチェックするというのが大切ですから」

北野「そうじゃなくて、芸能人やスポーツ選手の交際とか離婚とか不倫は、果たしてみんなが知りたいと望んでることなんかなと」

大川「権力とは全然違うと思いますね」

本当に知りたいこと?

報道する側からすれば、権力者に比べ有名人なら取材しやすいことはあるのかもしれません。

大川「前のメディアだったら『本当に力を持ってる人に当たる』とかあったんですけど、最近は『みんな知ってる人にはぶち当たっていいんだ』みたいな状況になってますよね」

北野「僕なんかは『羽生くんが結婚した相手は誰やろう?』って、一瞬気になりましたけど、発表されなくて憶測が飛び交ったりしますよね。

だけどそれ以上に、本人が『そっとしておいてくださいね、報告だけで終わらせてくださいね』って言うてるから、それ以上探ってもね…。

一部には『どうしても誰か知りたいねん』ていう人はおるやろうけど、それは国民全員が知りたい価値があるかというと、そうじゃないと思うんですよね。
ましてやおめでたいことなんで、それでいいじゃないかって思うんですよね」

大川「世の中これだけ変わって、迷惑系YouTuberも現れるような状況で、そういう人たちが『表現の自由』みたいなことを言い始めて突撃とかされたら、生活も成り立たなくなって」

写真週刊誌の加熱取材

中には「隠しているから追うのであって、最初から相手の方を公表したら良いのではないか」という意見もあります。

北野「『結婚会見をやったら(取材が)1回で済むから』っていう人も結構いるんですけど、そこは本人の生き方なんで。

周りがとやかく言って、常に羽生さんが家に帰るところまで追いかけていって、奥さんの顔をひと目でも撮ろうとするのは…。昔の写真週刊誌から時代は変わってきてるし。

それで『撮ったぞー』って言うたって、それを買う人たちが『ああそう。こんな人やったんや』ぐらいで、どうしても知りたいっていう国民の欲望と合致してるとは思わないねんな」

有名人のプライベートに関する報道に対し、あらためて北野は「錦の御旗みたいに報道の自由を振りかざされても、それは違うのではないか」と疑問を呈しました。
(岡本)
 
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2023年11月25日09時20分~抜粋

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