北野誠のズバリ

人気アニメとのコラボ企画で注目、関善光寺の「戒壇巡り」

「戒壇巡り」という言葉をご存知でしょうか?
暗くて狭いところを通り抜けることによって、穢れが祓われて生まれ変わるというもので、修行のひとつです。

全国で54のお寺で行われている「戒壇巡り」は、ほとんどが四角形のところを回るようになっています。

しかし、岐阜県関市にある関善光寺では全国で唯一、卍型になっているのが特徴です。

10月23日放送『北野誠のズバリ』では、パーソナリティの大橋麻美子が関善光寺での戒壇巡りを体験した模様を報告しました。

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暗闇の中を進む修行

関善光寺には北野も番組のバスツアーで立ち寄ったことがあり、レギュラーの戸井康成も足を運んだことがあるそう。

人が亡くなってから成仏するまでの四十九日になぞらえて、暗闇が49mあるといわれていて、古くは僧侶の修行の場としても使われていたとのことです。

最初に300円をお納めすると、直径3cmぐらいの丸いシールを受け取ります。
蛍光でわずかに光るため、手に貼っておけば頼りとなって暗闇の中を進めます。

入ると本当に暗闇で周囲が見えなくなりますが、ロープを伝っていけば、歩くことはできるそうです。

珍しくなった暗闇

最近は深夜でもコンビニエンスストアなどあちこちに明かりがあるので、なかなか暗闇に包まれる機会はありません。暗闇に慣れていない若い世代は、かなり怖いと感じるかもしれないと言う大橋。

北野「最近のこどもは真の暗闇を知らないでしょうからね」

大橋「押し入れに閉じ込められるとかないですから」

年に何度か心霊スポットを巡る北野にとって、暗闇は慣れたものです。
今となっては暗闇で安全に歩くということも、めったに体験できないかもしれません。

錠前に触って願いごと

さて、ここからは大橋の体験談です。
暗闇の中、ひとりでロープ伝いに歩き続けると、ロープが切れた場所から30センチほど先に錠前がありました。

錠前の場所は事前に聞いてはいたものの、暗闇の中で恐る恐る進むからか、かがんだ姿勢のまま歩き続けたため、少々疲れたという大橋。
暗闇の中を進んでいくことで身体を清め阿弥陀様に導かれて極楽浄土に行けるそうで、さらにこの錠前に触れると幸運に恵まれるとのこと。

お寺によって異なる場合もありますが、関善光寺では錠前を触りながらひとつだけ願いごとをするのが良いそうです。

アニメとのコラボ

そもそも大橋が関善光寺に参ろうと思った理由は、実は人気アニメのコラボ企画で、家族からリクエストされたから。

アニメ作品『Re:ゼロから始める異世界生活』(AT-X、TOKYO MX、BS11ほか)と、全国5か所の善光寺が「戒壇巡りの試練」なるコラボ企画を、11月26日まで展開しているそう。

東海エリアでは、関善光寺の他、善光寺東海別院(愛知県稲沢市)、高山善光寺(岐阜県高山市)でも行われています。

この作品の主人公は亡くなると時間が巻き戻るという能力「死に戻り」を持っているという設定ですが、これが魂が生まれ変わるという「戒壇巡り」と融合した企画というわけです。

キャラクターが描かれた紙に御朱印をいただくという企画もあったようですが、大橋が行った時にはもうなくなってしまったとのことで、かなりの人気。

この他にも御朱印帳やお守りもあるそうで、人気アニメの影響は大きいようです。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2023年10月23日14時39分~抜粋

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