北野誠のズバリ

高校球児に丸刈り激減…それでも丸刈りが良い理由

今年も夏の高校野球が開催され、慶応高校(神奈川)が103年ぶりに決勝進出を決めるなど、話題となっています。

かつて高校球児の髪型といえば丸刈りがトレードマークでしたが、今年の準々決勝に進出した8校のうち3校が丸刈りではなかったことも注目を集めました。

Webサイト『現代ビジネス』(講談社)の記事によれば、高野連が今年実施した調査では、頭髪の取り決めが丸刈りという学校は26%ほどで、5年前の約78%と比べて大幅に減っています。
丸刈り頭はもはや古いのでしょうか?

8月21日放送『北野誠のズバリ』では、パーソナリティの北野誠と大橋麻美子、元高校球児のシンガーソングライター河原崎辰也がトークを展開しました。

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規律の厳しさと成績は比例しない

以前は電車の中で、丸刈りで日焼けして大きなバッグを持った高校生らしき若者を見かけると、ほぼ野球部員と見なされていました。

丸刈りは規律の厳しさを表す面もありましたが、「規律が厳しいからといって野球が強くなるとは限らない」という考えが徐々に広まっていったからか、次第に強制とはならなくなったようです。

実際、慶応高校は丸刈りではありません。

河原崎「僕らの時代は『髪の毛を伸ばしているような高校には絶対負けんなよ』『女の子にも応援されるような共学校には負けんなよ』っていう、謎の思想がありましたけどね(笑)」

残念ながら、外見ではなく、実力がものを言う世界なのです。

丸刈りは実は良い

丸刈りが減ったのは、髪型の強制が野球部から生徒たちを遠ざけてしまい、せっかくの人材が入ってくれない事情があるのかもしれません。

ここで北野は「丸刈りが強制ではなくなった今が良い時代」と語る一方で、意外なコメントを発しました。

北野「僕がもし今、甲子園に出られる高校球児やったら、俺は丸刈りにしていきますけどね。
何でかっていったら、汗かく時うっとうしいやん。
甲子園が決まったら、(野球を辞めてから)髪を伸ばしたら良くて。試合出てる時、楽やん」

河原崎「汗かきますし、結果帽子を被るので別に髪型のことは気にしなくてもいいし、帽子も被りやすくて跡を気にしなくていいし。結構理にかなってて」

実体験を基に、北野に同意する河原崎。

丸刈りは本当に良い?

「だからといって、昔のように強制的に丸刈りにさせるのは良くない」とも語る北野。

北野「強要するんじゃなくて、自主的にどっちでもええよと」

河原崎「強制されなければ、僕は特に問題ないと思ってたし。
僕は中学校の時に髪を伸ばして良くて、高校野球で入る学校が決まって、中学卒業したと同時に、丸刈りになりたくてなったんですよ。強そうに見えるんですよ、憧れがあって」

「丸刈り=強制のイメージがあるからダメ」と決めつけるのではなく、丸刈りのメリットを考慮した上で、自分で考えて選ぶこと自体が大事なのかもしれません。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2023年08月21日13時17分~抜粋

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