北野誠のズバリ

不思議な体験談。真っ暗な夜行列車に乗客ひとりだけ。

8月11日放送の『北野誠のズバリ』は「お盆特別企画・怪談てんこもり」と題して、怪異収集家の中山市朗さんをゲストに、「怖い話・不思議な体験」のメールを募集しました。

リスナーの体験談を北野誠とアシスタントの氏田朋子が読み上げます。

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たったひとりの夜行列車

まず紹介されたのは、初めて夜行列車に乗った時の不思議な体験です。

「30年くらい前の話。夜行列車で名古屋から北陸方面にいく間、深夜乗り換えのために下車しました。発車時間までしばらくあったので、駅に出て待合室で待機。

時間になり、夜行列車に乗ったところ、乗客は皆無。車両も本当に誰もいません。

列車が発車してから、しばらくして急に列車の電気が消えて真っ暗になり、怖くなり暗闇の中、隣の車両に向かいました。
しかし、隣も真っ暗。誰ひとり乗っている気配がありません。

この列車、誰も乗ってないの?どこへ行くの?と非常に不安になりながら、ひとりで目を閉じていました。

いつの間にか寝てしまい、起きた頃に目的地の駅に着きました。

車内でひとりで真っ暗。車掌さんもいないって、本当にそんなことあるんでしょうか?今も不思議でなりません。
目的地には自分ひとり降りただけで、列車はそのままちゃんと走って去っていきました」(Aさん)

幽霊列車

Aさんの体験談を聞き、「北陸本線は幽霊列車が出るというところがあります」と話し出す中山さん。

昭和40年代、北陸トンネルで火災事故がありました。車両から起こった火によって、急行電車が真っ黒こげになり、多数の死傷者を出しました。
その事故からしばらくして、ある無人駅に音もなく入ってくる列車があるという話があるそうです。ドアが開くと、中は真っ黒で、窓には黒い板が貼り付けられていたとのこと。

中山「友達がそれに乗って出発したら、しばらくして友達から『中が真っ黒で乗客もいないし、オレはいま何に乗っているんだ?』と、不安なメールが届き、その友達は行方不明になったという話があります」

北野「この方は幸運でしたね」

キツネが憑いている

よく「キツネに憑かれる」といいますが、本当にあるのでしょうか?

「友達は稲荷神社に行くと、相性が悪くてすごく気分が悪くなり、動けなくなったりするそうです。だからいつもは絶対に入らないのですが、その時は映えスポットの多い神社に行ったようで、いろいろ見て回っていると、突然気分が悪くなり頭も痛くて動けなくなりました。

気付けば、神社の片隅に小さな稲荷神社があったようで、知らない間にそのお稲荷さんの神社に入ってしまったようです。

そしてその夜、深夜2時を過ぎたあたり、いきなりインターフォンが鳴ったが、友達は怖くて出なかったそうです。

翌日の昼間、インターフォンの録画を確認すると誰も何も映ってなかった。

そこで、前に知人に聞いた話を思い出したそうです。
その知人も稲荷神社にいくと気分が悪くなるそう。知らずに稲荷神社の結界に入り、その深夜2時過ぎに家のインターフォンが鳴ったので、その人は玄関を開けた。が、誰もそこにはいなかった。

その後、知人は原因不明の発熱。倦怠感など体調がどんどん崩れていった。まさかと思い、お祓いができる人のところに行ったら『キツネが憑いている』とはっきり言われたそうです。

友達は、自分ももし玄関を開けていたら、キツネに憑かれたのでは?と思うと怖くなったそうです」(Bさん)

お稲荷さんとキツネ

中山「お稲荷さんが苦手とかはよく聞きますけどね。キツネが人を騙すのはあるようです。お稲荷さんのところに、そういうキツネが待ち伏せしている可能性がありますね。

昔は幽霊化け物は信じなかった人も、『大方それはキツネ・タヌキのせいだろう』と、そっちは信じた。当たり前のようにキツネに騙されたという事情はありました」

北野「昔は何か不思議な体験をした時にキツネ、タヌキで終わらせていた」

中山「昔の人の知恵ですね」

昔からよく聞く「キツネに憑かれた」は、様々な異常現象を納得させるための言葉だったようです。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2023年08月11日14時51分~抜粋

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