北野誠のズバリ

どうして?財布を拾っただけで警察で取り調べを受ける羽目に

6月28日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)、この日のテーマ「納得できない!」には、「単身赴任先で財布を拾って警察署に届けたら、あらぬ疑いをかけられ取り調べ室に連れて行かれた」というおたよりが寄せられました。

善意があだになってしまう、こんな悲しいことはありません。なぜ財布を届けただけで、警察から怪しまれてしまったのでしょうか?

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警察ってこんなに親切なの?

これはリスナーAさんがお客さんから聞いた話です。その人は、知らない土地に単身赴任したばかり。数日後、出勤途中に財布を拾いました。

財布をちらっとのぞくと中身は2,000円程度。免許証を見たところ、持ち主はコワモテの男でした。
交番の場所もわからない上、その日は取引先との約束もあったため、その人は拾った財布を持ったまま仕事に向かうことに。夕方、ネットで調べて地元の警察署に届けたのです。

「ペットボトルの緑茶を出され『お時間をください』とのこと。『警察ってこんなに親切なの?』と思いながら、しばらく待っていた後で連れて行かれたのは、取り調べ室です」(Aさん)

お茶まで出してくれてありがたいと思ったのも束の間、その人はなんと「取り調べ室」に連れて行かれてしまったというのです。

ペットボトルの緑茶が出た理由

それはなぜか。理由は財布の中身にありました。

「財布の中に白い粉が入っていたようです。免許証の男は常習犯でした。拾った時刻と届けた時刻に間隔があるので『誘惑に負けてしまったのでは?』と疑われ、尿検査をさせられました」(Aさん)

ペットボトルの緑茶が出されたのは、尿検査のためだったというわけです。

「結局3時間後に無罪放免になりましたが、『つまらない親切心でこんな事件に巻き込まれることになり、納得できない』と言ってました」(Aさん)

良いことをして気持ちよく帰るはずが、まさかの警察に3時間拘留。こんな理不尽な現実に直面してしまった以上、「今後は決して財布を拾うまい」と心に誓ってしまったかもしれません。

お清めの塩に要注意!

北野「拾った時に『中どんなん入ってんのやろ』って、パッと開けてみてね。そこに白い粉が入ってたら、絶対俺、その場でもういっぺん捨てる」

その際、ハンカチで指紋をきっちりふき取ることまで考えているようです。

ここで北野が思い出したのは、オカルト研究家の中山市朗さんが手がける怪談ライブ『Dark night(ダークナイト)』のことでした。

24時から朝5時まで続くこの怪談ライブでは、帰りに必ずお清めの「塩」をくれるというのです。

北野「あれを財布とかポケットに入れたまま、職務質問にあわないでくださいね」

実際に、ライブ終わりに職務質問された人がいるというのです。

北野「『鞄の中を見せてもらっていいですか?』って言われたら、パケに入った塩が出てきたんで。大騒ぎですよ。鑑識が来て『塩でした』『紛らわしいもん持つなよ!』って言われたらしい」

職務質問にあいやすい風貌の人、怪談ナイト終わりにもらう「パケ入りの塩」には要注意です。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2023年06月28日14時24分~抜粋

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