北野誠のズバリ

スクラップ場へ向かう車のナビ、目的地を勝手に「自宅」に設定の怪

6月27日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)のおたよりテーマは「納得できない!」。

リスナーAさんから「亡き父の車をスクラップ屋に持っていこうとしたら、キーが回らず、触ってもいないナビから『目的地を自宅に設定しました』と流れてきた」というおたよりが寄せられました。

これはAさんの父の未練が起こした怪異なのでしょうか?

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触ってもいないナビから音声が

4月末に亡くなった父親の車を処分することに決めたAさん。
スクラップ屋さんに行く前に、まずは父が遺した大量の釣竿とクーラーボックス10個を処分しようと思い、その車で不燃物処分場へ向かいました。

「ゴミを無事に捨ててエンジンをかけようとしたら、ハンドルロックもかかってないのにキーが回りません。
処分場ではたくさんの人が待っているので、試しにキーレスエントリーからキーを抜いて、キーシリンダーに挿したら、すんなりとエンジンがかかり車を走らせました」(Aさん)

処分場から出て、キーを元に戻して再度セルを回すと何事もなくエンジンがかかったので、
Aさんはそのままスクラップ屋さんに車を走らせました。

しかし次の瞬間、また予想だにしないことが起こったのです。

「触ってもいないナビから『目的地を自宅に設定しました』の音声とともに、父が住んでいた自宅にルート案内されたので、ドキッとしました」(Aさん)

「こんな気味の悪いことするな!」

それでもナビを無視して車を走らせていると、なんとスクラップ屋さんに着くまでに2度「目的地を自宅に設定しました」と音声が聞こえてきたのです。

「これはひょっとして、亡き父が『車を処分するな!』と地獄の底から言ってるのかと思いましたが、僕は『父ちゃん、自分で俺が死んだら荷物は全部捨てて構わんって言ってたじゃないか。それなのにこんな気味の悪いことするな!』と話しかけました」(Aさん)

納得がいかないまま、心を鬼にしてスクラップ屋さんへ向かったAさん。
ドライブレコーダーやETCなどの金目のものを取り外した車は、4万5000円になったそうです。

「処分場でエンジンがかからなかった件、触ってもいないナビが何度も『目的地を自宅に設定しました』と言ったのは、父の未練やったんでしょうかね」(Aさん)

とある交差点と花束

このおたよりに、「これは父の未練でしょうね」「すごいな、起こるんだな、こんなのが」と感想を述べる北野誠と松原タニシ。

この話で、北野はとある「カーナビの怪談」を思い出しました。

それは、格安で買った中古車のカーナビの目的地をどこかに設定すると、遠回りにもかかわらず、なぜかとある交差点を必ず通らせようとするという話。

その交差点をふっと見たら、そこに花束が置いてあったというのです。

中古車ディーラーにこのことを尋ねると、「なんで気づいたんですか?だから安いんですよ」と、はっきり言われてしまったんだとか。

とかく車には、亡くなった人の未練が残りやすいのかもしれません。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2023年06月27日13時55分~抜粋

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