北野誠のズバリ

五木ひろし、横浜4部作の完結編「だけどYOKOHAMA」を語る

歌手の五木ひろしさんが、6月7日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)に出演しました。

3月22日に発売したシングル「だけどYOKOHAMA」にまつわる裏話や、売れない時期の苦労話、若さの秘訣について語りました。

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最後の「YOKOHAMA」

新曲「だけどYOKOHAMA」について、「横浜の曲はいろいろ歌ってきてるんですけど、今回で完結編です」と五木さん。

五木さんが横浜を歌うのは4回目。「雨のヨコハマ」「よこはま・たそがれ」「逢えて…横浜」「だけどYOKOHAMA」の“横浜4部作”は、横浜をカタカナ、ひらがな、漢字、アルファベットと、すべて違う表記で表しているそうです。

五木さんは「この後の横浜はもうありません。ラストです」と断言します。

横浜は「第2の故郷」

五木さんはこれまで、4度の改名を経験しています。
最初の「雨のヨコハマ」は、五木さんが「三谷謙」を名乗っていた時代の曲。

特別な場所「横浜」への思いについて、五木さんはこう語ります。

五木さん「五木ひろしになって『よこはま・たそがれ』でスタートしてね。そこから横浜への想いっていうのは、ある種『第2の故郷』みたいな気持ちがありました」

第3弾の「逢えて…横浜」は、カタカナ、ひらがなと来たので、次は「漢字にしよう」と五木さんが決めたそうです。

1位なのに歌碑がない?

『だけどYOKOHAMA』は、五木寛之さんの作詞。

五木さん「横浜という街はですね、どの字にしても似合う街。これが特徴だと思いますね」

今でも「横浜をテーマにした歌」でアンケートをとると、いまだに五木さんの曲が1位になるといいます。ただ、五木さんにはひとつだけ気になることがあるようです。

五木さん「でもその割には、歌碑がないんですよ」

「長良川艶歌」や「千曲川」は歌碑があるのに、「横浜には何もない」と嘆く五木さん。希望としては「港の見える場所」に歌碑を立てたいそうです。

五木さん「意地でもなんとか…最後は自分で作るしかないです(笑)」

転機は『全日本歌謡選手権』

来年、歌手生活60年を迎える五木さん。

五木さん「売れない時代から含めてですね。いわゆるプロ歌手になってからだと60年に入るという」

五木さんは「五木ひろし」になる前に、8枚のシングルをリリースしていたそうですが、「全然売れなかった」と振り返ります。

クラブなどで歌う日々を過ごしていた中で、10週勝ち抜きのオーディション番組『全日本歌謡選手権』(よみうりテレビ)でグランドチャンピオンとなったことが転機になったそうです。

五木さん「私にとっては大勝負の年でした。万博の時ですよ」

この時、小学生だった北野誠はテレビで五木さんを観ていたそうです。

五木さんはこの大会での優勝を機に「五木ひろし」に名前を変え、「再々々デビュー」を果たしました。

「今日を大事に」の積み重ね

以後、演歌界の第一線を走り続け、劇場公演で座長も務めている五木さん。その元気の秘訣は?

五木さん「ペースを変えないっていうことと、その日その日のベストを尽くす。とにかく今日を大事に、ということの積み重ねが60年」

 「だけどYOKOHAMA」のカップリング曲「時は流れて…」で、五木さんは初めて作詞に挑戦しています。

五木さん「振り返ってみて、自分がこうやって頑張ってきた、と。でもこれからは若い世代、こどもたち、孫の世代、みんなに頑張ってほしいというメッセージも含めて作ったんですけど」

現役を続けるということ

五木さんは現在75歳。

五木さん「普通ならもう定年して、現場を離れて趣味で生きるとか。でもそうすると人間ね、やっぱり年を取っちゃうんすよ。現役で続けていくっていうことが一番、ある意味では健康であり。やればやるほど、また夢が出てきますからね、目標が」

現役を続けているということが、五木さんの元気の秘訣とのことです。
(minto)
北野誠のズバリ
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2023年06月07日13時24分~抜粋

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