北野誠のズバリ

小中学生から絶大な人気!「すとぷり」って一体なに?

『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)、「山内彩加のあやカルチャー☆」のコーナーでは、山内彩加アナウンサーが毎週、興味のあることや気になることを報告しています。

4月13日の放送では、小中学生から絶大な人気を集めているという「すとぷり」について取り上げました。山内から教えてもらうまで、北野誠も全くその存在を知らなかったというこの「すとぷり」。一体何者なのでしょうか。

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ネット業界のアベンジャーズ

「すとぷり(すとろべりーぷりんす)」は、インターネットを中心に活動しているエンタメアイドルユニット。一番の特徴は、顔を出さずイラストキャラクターで活動しているということです。

結成は2016年6月。リーダーの「ななもり。」は生配信。最年長の「さとみ」はゲーム実況、最年少の「莉犬(りいぬ)」は声優や歌い手として活動するなど、メンバー6人にそれぞれ得意分野があります。

全員違うジャンルの動画配信の分野で、トップの人気を博しているメンバーが集まってできたグループ。山内いわく「ネット業界のアベンジャーズ」のようなグループなんだとか。

結成は2016年6月。昨年はなんとドームツアーを開催しています。

推しの缶バッチを敷き詰めた「痛バ」

山内は、先週土曜日に開催された日本ガイシホールでのライブに参戦しました。

名古屋駅から笠寺駅へ向かう間、メンバーカラーのグッズを持った子や、髪の毛を推しの色に染めている子など、車内は小中学生の女子が9割だったといいます。

山内がビックリしたことの1つは、ファンが持っているバッグ「痛(いた)バ」。これは「痛いバッグ」の略で、大きめの透明のバッグに推しの缶バッチをずらりと敷き詰めた、鎧兜や魚のうろこにも見えるバッグのことです。

山内「私はちょっとビックリして。集合体恐怖症の人は無理だろうなっていう。『なんだこれ!』と思って3度見くらいして」

その場ですぐ調べると、「痛バ」は推し活に欠かせないアイテムだとわかったといいます。

進化する推し活

山内の時代のファンサうちわは、「ピースして」と描いたうちわを推しの前でフリフリして、推しがピースしてくれたら「キャー!」となるものでした。

今のファンサうちわには、「エアハグして」「エアカメラで撮って」「バーンして」「うさ耳して」など、山内が聞いたことがない言葉があふれていたといいます。

しかもそのうちわはカレンダーのようにめくれるようになっていて、皆いろいろなパターンの言葉を用意しているんだそう。

人気は「じゃんけんして」。自分とじゃんけんしてくれる間、推しを独り占めにできるという魔法の言葉です。

曲が間奏に差し掛かると、あちこちから飛び出すうちわに推しが1秒ずつ応えていくシステムのようです。

2階席までトロッコを出す理由

すとぷりのメンバーが顔出しをするのは、ライブでのみ。

とはいえライブに行っても、メンバーの顔をしっかりと拝むにはハードルがあるようです。舞台の横にある大きなモニターにはメンバーの顔がドアップに映りますが、ここにはぼかしが入るようになっているんだとか。

皆、前の席を希望しますが、そううまくはいきません。そんなファンのために、すとぷりは2階席までトロッコを出すそうです。

すとぷりの人気は、自分の推しメンが「長い髪の女の子が好き」と話しているのを聞いた小学生の女子が、ライブの日まで髪の毛を伸ばし続けてライブに参戦するほど。

山内「そのぐらいみんな大好きなんですよ。すとぷり」

CBC発バーチャルアイドル誕生?

山内「2次元と3次元の両方で活動しているすとぷりの魅力は、ライブや握手会では顔を見ることができて、配信では声だけで楽しめるところ」

2次元と3次元を行き来するアイドルというなかなかない設定が、山内いわくすとぷりの1つ目の魅力。

すとぷりのYouTubeの活動は毎週の生放送に加え、定期的にある「リレー生放送」も話題です。24時間、48時間、100時間、192時間などメンバーがバトンタッチをして生放送をしています。これが2つ目の魅力だそうです。

今回、若い世代の文化に触れて驚くことが多かったという山内。同時に「ラジオに活かせるのでは」と思うこともあったようです。

山内「ラジオでもバーチャルアイドルを作って。男性が生放送をして、夏まつりだけ顔を出す」

CBCからバーチャルアイドルが登場する日も近いのかもしれません。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2023年04月13日14時38分~抜粋

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