北野誠のズバリ

一度見たら止まらなくなる!韓国ドラマ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』

『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)、「山内彩加のあやカルチャー☆」のコーナーでは、山内彩加アナウンサーが毎週、興味のあることや気になることを報告しています。

3月23日の放送では、Netflixのオリジナル韓国ドラマ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』について語りました。

高校時代に壮絶ないじめを受けた女性が、18年に渡って綿密に計画を練り、自分をいじめた5人に復習をするというかなり暗い内容。日本のNetflixランキング1位に長く君臨している、全16話の大人気ドラマです。

[この番組の画像一覧を見る]

18年がかりの復讐

あらすじはこうです。

主人公の女の子ドンウンは、クラスメイトの男女5人からいじめを受けていました。ヘアアイロンを「温度試し」といって身体中に押し当てるといったような、壮絶なものです。

身体中に無数のやけどをおったドンウンは、肉の焼ける臭いを嗅ぐだけで吐くようになってしまいました。

いじめに耐えかねて担任に訴えるも、聞く耳を持ってもらえません。それどころか暴力で黙らせられてしまいます。

母親はといえば、いじめっ子の親たちから口止め料を受け取り、それをギャンブルに使ってしまっていました。

高校を退学することになったドンウンは、いじめの主犯格ヨンジンに復讐をすることだけを生きがいに、自分と、いじめで命を落とした生徒の分の復讐を18年かけて計画します。

まるで「ブラックなワンピース」

ドンウンはヨンジンへの復讐を手伝ってくれる仲間を集めていきます。

その様はまるで「ブラックなワンピースのような展開」と山内。ここまでが1~8話までのあらすじ。復讐のための伏線を敷く段階です。

9話から本格的な復讐が始まります。

このドラマのポイントについて「復讐の方法がかつてない」と山内。

「殺すのはやさしすぎる。死ぬことよりも恐ろしいことをしたい。私は罪を負いたくない。罪を犯すのは加害者だけ。被害者が悪に手を染めることはしない」

ドンウンの考え方は一貫してこうです。

アリ地獄に人を落とすような展開

18年後、いじめの主犯格だったヨンジンは、テレビ局の気象キャスターになり、大企業の社長と結婚。一人娘のイェソルに恵まれました。

しかし、イェソルにはヨンジンの夫が知らない大きな秘密がありました。ドンウンは復讐のためにイェソルの小学校に赴任し、担任を持つことになります。

一方でドンウンは、ヨンジンの夫の趣味である囲碁を10年かけて勉強し、夫に近づくことに成功。

精神的に追い詰めていくタイプの復讐を数多く用意し、ドラマの最終回ですべての伏線を回収します。

「アリ地獄の中に人を落とすかのような復讐。今まで観たことがないタイプだった」と山内。

緻密な伏線回収化け物脚本

もうひとつのポイントは「脚本が緻密」ということ。

脚本家は、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』『太陽の末裔』などを手がけたキム・ウンスク。

山内いわく「彼女の脚本は構成が緻密で、セリフがグサッと来るものが多い」とのこと。

『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』のテーマのひとつが、囲碁。白い石と黒い石で陣地を取り合う囲碁のように、ヨンジンがこれまで築いた権力を一歩一歩奪っていくストーリーです。

「最後に伏線が弾けたときが芸術的で。緻密な伏線回収化け物脚本です」と山内。

仲間にする主婦と男性にもそれぞれ復讐したい人がいて、そちらの復讐劇も見ものです。

「止まらなくなると思います!ぜひぜひ」と猛プッシュする山内でした。
(minto)
 
北野誠のズバリ
この記事をで聴く

2023年03月23日14時39分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報