北野誠のズバリ

日常に潜むちょっと怖い体験

3月10日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』の冒頭では、「柿の種 チョコ&アーモンド」がおいしすぎて食べる手が止まらないという話からスタート。
柿の種に甘いチョコレートがコーティングされた甘じょっぱさがやばい。これはちょっと怖い食べ物だという話から始まりました。

そこで、おたよりのテーマは「ちょっと怖い話」です。

北野誠とアシスタントの大橋麻美子がメールを紹介します。

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前の住人

まずは、霊ではないけど住居についての怖い話です。

「以前転勤でよく引っ越しました。とある引っ越し先のマンションで、前の住人の郵便物がうちの郵便受けに投函されていましたが、税金とか携帯料金の未納通知といったものばかり。

極めつけは夜10時頃に、見知らぬ女性がうちのインターフォンを押したこと。
前の住人が新興宗教に入っていたようで、最近顔を見せないからと誘いに来たようです。ドアを開けずに対応。

次の日もまた来たので、『〇〇さん引っ越しました』と言っても信じず、『じゃ、一度お顔を見せてください』と粘ります。

『ホントに違います!』ときっぱり言うと、『これも何かのご縁ですから一度お話がしたいです』と言われ、怖すぎました」(Aさん)

大橋「そんなご縁いりませんね」

転居先はどんな環境か調べますが、以前住んでいた人のことまではわかりません。

ゴルフ場で叫び声

事故も怖いことのひとつです。といっても、楽しいはずのゴルフ場での出来事です。

「以前行った岐阜県瑞浪市にあるゴルフ場。1番ミドルホールのTショット。
ドライバーでバコーンとフルスイングしたら、ボールは隣のコースにビーンと曲がっていきました。
私は『ファー!』と叫ぶと、ボールは右の隣のコースに消えていき、隣のコースに落ちた瞬間に『ワァー!』と男性の悲鳴。

私は隣のコースの人に当たったかもと思い、あわてて走って行くと、隣のおっさんもOBを連発し、大声で叫んでいたようです。あれは本当に怖かった」(Bさん)

北野がここで即興の俳句。
『みずなみの 森にこだます ファーかな』

大橋は「字余り。美しくないです」とばっさり。

北野「ファーは一応、春の季語とさせていただきます」

大橋「ないです。ファーは1年中ファーです」

俳句はのどかな森の風情がありますが、当の本人はどんなに驚いたことでしょう。

生粋の京女

最後は、この番組でもよく話題になる京女の話です。

「母は洛中で生まれ育った典型的な京女。母方の先祖をたどると、平安時代までの位牌が残っているサラブレットです。そんな母の最期を姉と看取っていた時の話です。

昏睡状態でも耳が聞こえるので、母への感謝の言葉を姉と話していました。
するとパッと母の目が開きました。
人は最期の時を迎えると、意識が戻り、感謝のことばを言うそうなので、姉と2人、そのときが来たと思いました。
すると母からはひと言『やかましねん!』と、一喝されました。

そしてそれが遺言となりました。感情をむき出しにする母を見たのは初めてでした。それは怖かったです」(Cさん)

北野は「最後の力を振り絞って言った言葉が、『ありがとう』でなくて、『やかましねん』…いいお話です」と感じ入ります。

表面ははんなりしていても芯はしっかりしていて、腹が読めない。その京女の渾身の『やかましねん』のひと言を聞いてみたい気がします。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2023年03月10日14時51分~抜粋

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