北野誠のズバリ

あの「貞子」で村おこし?奈良県下北山村の取り組みに注目!

最近では日本のホラー映画は「Jホラー」と呼ばれていて、人気作が続々と公開されています。
その中でも最も有名なキャラクターといえば、映画『リング』の貞子。
その貞子が登場するイベントが、注目を浴びているそうです。

2月18日放送『北野誠のズバリサタデー』では、「AR貞子」による地域活性化に向けた取り組みについて、奈良県下北山村地域振興課の栗山有佳さんに話を伺いました。

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奈良の村で地域活性化の取り組み

人口800人あまりの奈良県下北山村。
実際に村の名所に足を運び、専用の観光周遊アプリをかざすと、AR技術によってスマホの画面に貞子の姿が現れ、写真が撮影できるとのこと。

貞子が現れるのは全部で9か所で、それぞれポーズが異なっているとのこと。

栗山さんによれば、一番お勧めなのは池原ダム。
高さ100mというアーチ式としては国内最大級のダムの上から、巨大な貞子が襲いかかる姿が現れます。

ちなみにこの観光周遊アプリの名前は『貞子の村巡りー下北山村でさだキャンー』。
「キャン」はキャンプのことですが、池原ダムの真下はキャンプ場としても有名です。

キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」では、人気キャンプ場ランキングで2020年に殿堂入りしているほどです。

貞子というと怖い対象ですが、最近の若者には「コワカワイイ」という新しいイメージがあるのだとか。

なんと貞子がキャラクターとして持っているYouTubeチャンネルでは、池原ダムで「キャンプデビューしてみた」という動画をアップしているそうです。

イベントの評判は?

貞子のキャラクターはKADOKAWAが権利を持っていて、アプリは凸版印刷と共同開発を行なっています。

このイベントを企画した当初は、下北山村の住民は乗り気ではなかったようで、「なぜ貞子?」「怖い」という意見もあったようです。

また、巨大ダムといえば『進撃の巨人』の方が合っているという意見もあったそうですが、大分県日田市にある大山ダムがすでに聖地として浸透しているため、2番煎じのようになってしまうということで断念したそうです。

その結果、貞子を起用しましたが、実際に来た観光客の評判はどのようなものなのでしょうか?

栗山さん「実際に2週間ぐらい前に、バイクのライダーさんたちが5人ぐらいでほとんどのスポットを回ってくださってたんですけど、『バイクの隣に貞子がいてる、カワイイ』とか、『貞子とツーショットが撮れる』とか、ふつうに楽しんでいただいています」

そして、撮った写真をインスタにあげたくなるということで、相乗効果があるようです。

全国から貞子ファンが訪れる

現在下北山村にが貞子ファンが全国から脚を運んでいるそうで、観光客が口コミで増えているそうです。

さらに、もともとキャンプで村を訪れていた人が、他の貞子スポットを回るようになったのかは、今後調査してみたいとのこと。

このARアプリは2025年まで利用できるとのことで、しばらくはこのイベントに使われそうです。

また、北野はバーチャルな貞子だけではなく、夜のキャンプ場に実際に貞子の格好をして訪れたら良いのではないかと、リアルなイベントについても提案しました。

下北山村へ車で行く方法ですが、名古屋からの場合は熊野に行って尾鷲、松阪と上がっていくと、3時間ほどで着くとのことです。
(岡本)
 
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2023年02月18日09時42分~抜粋

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