北野誠のズバリ

「まゆ毛を整えるのは禁止」謎のブラック校則は誰のため?

2月1日福岡市教育委員会は、合理的な理由に基づかないブラック校則の問題をめぐり、3月までにすべての中学校の校則をホームページで公開することとしました。

また、ツーブロックやポニーテールの髪型禁止は、今年度中に市内の全中学校で見直しの手続きを終えることにしています。

2月4日放送『北野誠のズバリサタデー』では、不可解な校則に対する見直しの動きについて、パーソナリティの北野誠と加藤由香アナウンサー、角田龍平弁護士が解説しました。

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決めた理由が謎の校則

最近大寒波が日本を襲った際、「女子はコートを着て来ても良いが、男子は禁止」という鹿児島市立高校の校則が問題となりました。

理由は「男子は中で重ね着ができるから」だそうですが、生徒からは「男子の先生はコートを着て、学校に来ている」との不満があり、規定した意味がよくわかりません。

文部科学省は、校則を誰でも確認できるように学校のホームページなどに公開し、見直すことが適切だと示しています。

校則が改善されることが期待されますが、いわゆるブラック校則の問題は今に始まったことではありません。

角田先生「校則の問題は昭和の時代からよく争われていて、丸刈りとか。丸刈りは勉学に専念するためみたいなことらしいんですよ。勉学に関係ないと思うんですよ、非行防止とか」

ヘアスタイルを気にしすぎて、勉強に身が入らないということなのでしょうか。

異議を申し立てられるケースも

ブラック校則の見直しは全国へ広がりそうな動きですが、ここで北野が気になったのが、先日、髪型に制限をかけている校則に対し、一部の生徒が人権救済を申し立てているというニュースです。

北野「どうなるのかと思うのが、大阪の清風高校ですね。『清風カット』と言われている髪型について訴えてますけど、学校側は頑として(廃止する気はない)」

ただ、基本的に住んでいる地域によって入ることが決められている公立の学校と、自ら志願して入学する私立の学校とは、事情が異なるという意見もあります。

角田「私立の学校は争われたら、『もともとそういう校則があって、わかって入ったんやろう』って言うんですけれども。

ただ、校則というのは生徒の自由を制限しているから、仮に元からあったとしても、それが不合理な内容であれば効力はないという判断が司法の場で争われることもあるし。髪型とか正直、関係ないと思いますね」

校則がパワハラの原因にも

まだまだ謎の校則は残っていますが、今の感覚にはなじまない規定が多数あります。

北野「よくわからんのが下着の色は白に限るとか、どういう検査をしてんのと。女性の先生が女子生徒の下着を見ていくんでしょ?
いくら女性の先生であれ、それ自体がもうパワハラ・セクハラの世界やと思うんですよ」

角田「まゆ毛を整えることや靴下の色の指定とかって…」

北野「身だしなみやん。まゆ毛ボーボーや鼻毛ボーボーの先生って嫌やろと思う」

角田「まゆ毛が濃いのを気にしてる女の子だっているじゃないですか」

北野は最後に「文部科学省は生徒の意見を反映させましょうと言ってるので、見直しの方向に来てるんだと思いますね」とまとめました。
(岡本)
 
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2023年02月04日09時07分~抜粋

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