北野誠のズバリ

お祓いの最中に鳴った綺麗な鈴の音。聴こえたのは自分だけだった!

8月12日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、「お盆特別企画 怪談てんこもり」と称して、怪談師でシンデレラエキスプレスの渡辺裕薫さんが怪談を披露しました。

ここではリスナーから寄せられた怖い話を紹介していきます。
パーソナリティは北野誠と大橋麻美子です。

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君が何とかしてくれるかな

霊的なものを感じる人、見える人がいます。

「以前、私が宗教施設の用務員をしていた時のことです。

普段は使われない斎場のトイレ掃除をしていた時、何の前ぶれもなく何かが背後に立つ気配を感じました。じーっと私の背中を見ています。
さりとて向こうは死者、こっちは生きてるもの。あるべき世界が異なるわけですから、私は気にせず掃除を続けてフロアをおりました。

その後、用務員仲間の同僚から『本殿の裏で一輪車を押している君の後ろをおばあちゃんがついて歩いていたよ』と教えられました。

音と気配、ニオイしかわからない私と違って、彼は姿まで見えてしまうらしく、そのおばあちゃんは先日斎場で葬儀をあげた遺影の女性だったそうです。

『君がなんとかしてくれるかなと思ってついてきちゃったのかな』と彼は付け加えました」(Aさん)

北野「見える方は見えるんですね」

自分だけ聴こえた鈴の音

「他界した父母兄などが、成仏していないとのことで、知り合いのご住職にお願いして、お祓いをしていただいた時のことです。

私と同居人、ご住職のお姉さん(私の友人)の4人でお経が始まり、ご住職は私たちに背中を向けてお経をあげていました。

時折なんとも例えられないほど、それはそれはきれいなお鈴の音色が鳴ります。お経の最後はお鈴の連打。どれも小さい音色ですが、本当に心洗われる音色でした」(Bさん)

お祓いが終わり、Bさんは住職に鈴を見せてほしいと言いました。
ところが、他の二人は不思議そうな顔をしています。

「ご住職が『あんた、聞こえたのか?きれいな音色だったろう。それはそうさ、この世のものではないからな』と。
天に昇らせていく道先案内人がそのきれいなお鈴を鳴らして魂を成仏させるための道案内をしていくそうです。

そのお祓い以来、不思議と運命が好転し、よいことばかりが起きるようになりました」(Bさん)

渡辺「よかったですね」

最後の一文に救われます。

返事をしたら

最後は怖い話でよく言われる、「正体のわからないものに返事をしてはいけない」という話です。

「中学生の頃、幼馴染と二人、部活からの帰り道で、私が右、友人が左に並んで歩いていました。

その時ぽんぽんと肩を叩かれ、叩かれた方に振り返りました。しかし、誰もそこには存在しません。
友人はずっと左側、叩かれたのは右肩です。しかも友人は荷物を両手に持っており、彼女ではない。

『いま私のこと呼んだ?』と聞くと、彼女は急に『振り返ったらあかんで!』と言って、小走りになりました。

とある神社の前で、彼女は荷物を置いて、私の背中をバッシンバッシン叩きました。
『痛い』というと、彼女は『もやっとしたのがおったから。もう返事したらあかんで!』と言いました。

どうやら彼女は霊感の強い女の子だったようです。その後も何度も彼女に背中を叩かれることがありました」(Cさん)

Cさんは「行くと必ず頭痛がしたり、気持ち悪くなる場所があるので、その時は気をつけるようにしている」そうです。

渡辺「気付いてほしいからね。叩くのもリアルに感じて欲しいからですよね」

正体不明の誰かに返事をしたりすると、相手をしてくれたと思いつきまとうようです。
心当たりのある方、ご注意ください。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2022年08月12日15時30分~抜粋

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