北野誠のズバリ

恐怖!「何か嫌いな食べ物ある?」と聞かれて出されたものとは

8月5日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』のメールテーマは「人が怖いと思った瞬間」。

怪談は最終的には「人が一番怖い」というメッセージで終わりますが、怪談より怖い話が寄せられました。

北野誠と大橋麻美子がメールを紹介します。

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こずえちゃん

「20歳の頃、京都の大学に行った友人に会いに行った時のこと。友人は僕の訪問を喜んでくれて、一週間ほど京都で遊びました。

友人にはこずえちゃんという京都在住の彼女がいて、5日目に彼女が晩ご飯を作ってくれることになり、3人でスーパーに買い出し。

車で待っていると、こずえちゃんがスーパーから1人で出てきて、『何か嫌いな食べ物ある?』と聞かれました。
僕は『卵が苦手』と言うと、わかったとスーパーに消えていったこずえちゃん。かわいらしい彼女だな、と見ていました。

その日の晩に食卓に並んだのは、目玉焼き、オムライス、卵スープでした。

気付きました、こずえちゃんの心は『はよ、帰らんかい』ということでした。
ニコニコしながら何も言わずオムライスを頬張るこずえちゃんを見て、人って怖いなと思いました」(Aさん)

大橋「京女の『何か嫌いな食べ物ある?』は、意味が違ったんですね。『はやく帰れや』ですね」

北野「(裏で)言われてるよね、あんたの友だち無粋なや、と」

大橋「怖いわ、京都」

北野「京都は遊びに行くとこで、住むところではないです。3年住んでいた僕が言ってるんです。大阪人にはなじみません」

女の執念?

続いての投稿も女性に関する赤裸々な告白です。

「大学時代につきあっていた彼女、とてもとても不思議な子でした。
付き合いに疲れてきたのでお別れを告げました。

翌日バイト先のガソリンスタンドの裏口で待ち伏せしていました。昼休憩を利用して説得。
その晩帰ると、玄関先に彼女が座り込んでいます。『死んでやる』とか言いながら。
説得しました。その後、電話が何度も」(Bさん)

当時そんな言葉はなかったですが、立派なストーカーです。

「それから数年後、私は別の人と結婚。その披露宴の祝電に、当時私が大好きだった女性シンガーの名前で『あなたは私の青春でした』とあり、それが披露されました。その一通は彼女の地元の地名でした。

その後もうちの目の前の公園で見かけたり、近所ですれ違った車が『なつかしいな、前に乗ってた車』と思ったら、運転手は彼女でした。
あれから数十年、ちょっと前に地元のスーパーで彼女を見かけた時は背筋が凍りました」(Bさん)

北野「彼女は結婚してこちらに来たのでしょうか、独身でしょうか。なんにせよ怖いです」

数十年をかけた怪談です。人の思いは怖いものです。

洛中ことば

京都ことばの話題へのリアクションです。

「私の姑さんは置屋さんの娘さんで、京都の洛中出身というのが誇りの方です。
リアル洛中ことばって怖いです。『ええ時計してはりますな』というのは、話が長いという意味でしたかね。
『にぎやかで楽しいお人やね』というのは、うるさいだと思います。
一番びっくりしたのは外国人の方を『異人さん』と言った時です」(Cさん)

ことばに染み付いた歴史を感じますね。

“人は怖い”も真実ですが、“人っていいな”というのも真実です。そちらの面を探していきたものです。
(みず)
北野誠のズバリ
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2022年08月05日15時04分~抜粋

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