北野誠のズバリ

名古屋駅のすぐ近くで勝手に野菜栽培!賛成する市長に物申す

百貨店や高級ホテルなどが立ち並ぶ名古屋駅前の植樹帯に、突如として野菜畑が出現したことが話題です。

名古屋市が管理している場所ですが、これは市が新たな事業や実験を始めたわけではなく、何者かによって無断で作られたものです。

周辺は坪6千万円を超える一等地ですが、誰が何のために植えたのでしょうか。

6月23日放送『北野誠のズバリ』ではこのニュースを取り上げ、パーソナリティの北野誠と山内彩加アナウンサーがトークを展開しました。

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都会の一等地に畑ができた!?

無断でナスやトマト、ピーマンやトウモロコシなど、約10種類の野菜が作られている状況で、70歳ぐらいの男性が作られているとのこと。

これに対して市は「歩道の植樹帯は道路の一部で公共スペース、しかるべき手続きをされていなかったことが好ましくない」という姿勢を取っています。

通常、名古屋市内で植え込みを利用する場合は、企業や団体が申請する必要があり、栽培できるのは、原則花などの観賞用として楽しめるものであり、野菜は収穫物にあたるため認められていないとのこと。

市は撤去を求めるも、市長は賛成の考え

一方で、河村たかし名古屋市長は「ここはリンゴ、ここはスイカって見てて楽しくなる。みんなで決めないといけないけど、面倒見ないといけないから大変な努力がいる。名古屋の歩道政策の転換点じゃないですか」とコメントし、「育っている野菜が収穫されるまでは撤去しない」という考えを示しています。

さらに撤去については、「そんな水臭いこと言ったらいかんですよ。そもそも歩道とかは市民のためにある。トマトとかがうまいとかなると最高じゃないの。なんでいかんの。リニア名古屋駅にはトマトとナス畑がよく似合う」と語り、「収穫後は野菜を育てる市民を公募して、このエリアを提供する」とまで言われています。

この河村市長の意見に対して、北野は「ホンマに一時のオモロい感情で言うのは止めた方がいいですよ」とピシャリ。

この行為を正当化すると、誰でもどこでも勝手に野菜を栽培して良いことになります。

北野「これをいっぺん撤去してからちゃんと指針を出すべきなんですよ。
一番アカンのは、なし崩しになることなんですよ。
これ、『河村市長が認めるか認めないかが形になるわけ?』ってなるやんか。
次、何か違うようわからんもんを植えた時に、河村市長が『これはもうひとつやわ』ってなると」

判断基準がよくわからないことがやがて問題化する、と指摘する北野です。

本当の問題点とは?

北野「普通、名古屋駅前の空いてるところに野菜を植えようかとは思わんもん」

勝手に家庭菜園にしてしまう問題ですが、北野は別の場所でも目撃したことがあるそうです。

北野がかつて『噂の!東京マガジン』(TBS系、現在はBS-TBSで放送)のロケで荒川の河川敷へ行った時、国のものである河川敷で周辺住民の高齢者が野菜を植えていたのを見たそうです。

北野「普段何も使ってないからっていって、結構周辺住民のおじいちゃんやおばあちゃんがナスとか植えんのよ。
1人が庭が手狭やからって植え出すと、それを見た人が私もやろうって言ってやりだすんですよ。

みんなが思い思いに勝手に植え出して、僕らが取材で行った時も『国の持ち物ですよ』て言っても、『ちょっと使ってるだけやんか』とか言いだすねん。

収穫するんやったら1回更地にして、こういう土地をどうするかっていうのは市で考えたらいいんですよ」

街中で野菜を作ること自体は悪いことではありませんが、それが現在のルールから逸脱しているのであれば、まずはルールを変えるための手順を踏むことが大事ですね。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2022年06月23日13時13分~抜粋

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