北野誠のズバリ

世界で5枚だけ!三重の水族館トレカが話題

こどものみならず、大人の間でも流行っているトレーディングカード。
略して「トレカ」といわれ、自分で買ったり人と交換したりして楽しむものです。

昔はプロ野球カード、今だとポケモンや遊戯王などが人気ですが、三重県にある水族館、伊勢シーパラダイスのトレカが、いま話題になっているのだそう。

3月7日放送『北野誠のズバリ』では、伊勢シーパラダイス広報担当の岩山慎さんに、パーソナリティの松岡亜矢子が電話で話を伺いました。

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紙じゃないトレカ?

伊勢シーパラダイスが先月から販売しているのは、公式のデジタルトレーディングカード。

しかも、現時点ではわずか5枚しか発行されていないという希少な物となっています。

デジタルトレーディングカードとは、紙などの実物ではなく、データ上のカードであり、パソコンやスマホで画像を見るもの。

「いくら希少でも、デジタルならいくらでも複写できるのではないか?」と思いそうですが、このトレカはNFTという技術を使うことで、所有者やすべての取引が記録されているため、本物と偽物の区別が付くようになっています。

ビットコインなどの暗号資産で使用されている技術であり、最近ではNFTアートといって、デジタル画像を用いた芸術作品にも活用されています。
 

デジタルならではのメリット

2月に販売したのは1枚ずつ5種類ですが、その絵柄は「虎柄のタツノオトシゴ」、近くにある夫婦岩で有名な輿玉神社の守り神であるカエルをモチーフにしたカード、ツメナシカワウソのきらりくんがデッキブラシを持ったかわいらしい姿のカード、アシカの赤ちゃん、ゴマフアザラシの風和ちゃん。

このうち2枚のカードには、上にビデオカメラのマークがついているのですが、これにはデジタルトレーディングカードならではの仕掛けがあるそうです。

岩山さん「パッと見ると写真に見えるんですけど、今回デジタルカードということで動画にさせてもらってるんですね。
クリックすると、食事をしている動画が流れます。

ごはんを食べている間リラックスしているところを観ていただくと、本当にその子の性格とかがよく出てくるので。

ガツガツしている子やマイペースな子であったりとか、動画ではすごく見えてます」
 

デジタルにした理由

このデジタルトレーディングカードのお値段ですが、1枚5,000円。
高く感じるかもしれませんが、これには水族館の事情があるようです。

岩山さん「今回は物を買っていただくという側面もありながら、伊勢シーパラダイスを応援していただくという意味もありまして、5,000円というお値段をつけさせていただいてます。

いただいたお金は動物たちのごはん代とか、光熱費の方にあてさせていただいております」

ただ、発行枚数が5枚だけだと、支援というほどの金額にはならないような気がするため、もっと発行した方が良いと思うのですが……。

岩山さん「トレーディングカードなので、トレードすることができまして、トレードした時にも伊勢シーパラダイスにお金が入ってくるんです。

なので、今のカードの画面を見ていただくと、今の所有者さんが次の所有者さんに『この値段で譲りますよ』というので応募をかけられているみたいなんですね。

それで今、アシカの赤ちゃんについては実際に6,000円で出されているので、誰かが6,000円で買っていただくと弊社にも20%入ってくるので、いろんな方に所有が移っていくたびに伊勢シーパラダイスを応援していただく仕組みになっています」

今後は伊勢シーパラダイスのある二見町とかけて、毎月23日に新しいカードが発行されていくとのことです。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2022年03月07日14時44分~抜粋

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