北野誠のズバリ

ちょっと不気味なリアルマネキンで当時の様子を再現!「南極観測船ふじ」

『北野誠のズバリサタデー』「工作員潜入レポート」では、東海地方を中心に活動するお笑い芸人の太廊が毎週変わったイベントや気になる場所などをレポートしています。

3月6日の放送では、名古屋港に停泊している「南極観測船ふじ」への潜入をレポ。そこは、1時間では見切れないほどの楽しい場所だったようです。

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検索ワード「心霊」の理由

「南極観測船ふじ」は、エメラルドグリーンの名古屋港に浮かぶ、ド派手なオレンジ色の巨大な船です。

チケット売り場で300円の入場券を買い、中に入った太廊がまず目にしたものは、社員食堂のようなレストランでした。

「厨房に料理している人がいるな」と思いよく見ると、それらはすべてマネキン。ふじは、当時の船内の様子をマネキンで再現しているのです。

ネットで「南極観測船ふじ」と調べると、検索ワードに「心霊」という言葉が出てきます。これは、リアルすぎて気味が悪いマネキンのせいではないかと考える太廊。

この食堂は、ふじの乗組員100名が会食できる場所です。
 

「ラブドールなかった?」

「ふじ」は1965年(昭和40年)から18年間活躍した、2代目の南極観測船。南極観測を支援するためにつくられた「砕氷艦」です。

食料や燃料、観測機器などの物資と240人の乗組員を乗せ、航海していました。

乗組員は、この船内で約5か月過ごします。コーヒーを飲みながらくつろぐ様子、ボードゲームを楽しむ様子など、マネキンでその様子をうかがい知ることができます。

寝室には当時のアイドルの写真も貼ってあったと聞いて、すかさず「ラブドールなかった?」と尋ねる水道橋博士。

北野誠も「ラブドールの元はここからね。“南極観測船隊員御用達”って売ってたからね」と振り返ります。
 

理髪師は「手先が器用な乗組員」

太廊が気になった場所は理髪店。おなじみの、赤・白・青のグルグルもあります。4畳半ほどの狭いスペースに、椅子に座る乗組員と理髪師のマネキンがいました。

船内の医務室では、もちろん医者が診察を行っていましたが、理髪店は手先が器用な乗組員が担当。つまり完全な素人です。

「髪の毛伸びたくらいでは死なん、髭伸びたくらいでは死なん、っていうことだよね」と納得の北野。
 

カンジとミワコの恋愛模様

幹部には個室がありますが、それ以外の乗組員は、3段ベッドが敷き詰められた広いスペースで就寝します。

このベッドは、鉄パイプ2本に布が貼られただけの簡素なもの。「タンカよりも狭い」という太廊の言葉に、「えっ!」と驚く北野。

3段なので、身体を少し起こすと頭が当たってしまうような状況です。

水道橋博士「『タイタニック』で、ディカプリオが寝てたところ?」

太廊「あれよりも、もっとキュウキュウですね!」

寝室の壁には、落書きもそのまま残されています。「昭和57年7月23日、TELあり。悩ませられた、ドキッ。ミワコ、カンジ」

カンジさんとミワコさんに一体何があったのか。当時の恋愛事情も垣間見たという太廊。
 

300円でどう維持を?

「1時間ほどの滞在では足りないほど楽しい場所」と、太廊。

北野は、「300円やろ?あんまり人来てないやろ?どうやってこれを維持してるのかな」と疑問に感じた様子。

北野「実際に海の上に浮かべてると、クリーニングもせないかんのよ。船底って、やっぱりいろんなもんが付くから。それが維持できてるのかどうかっていうのが」

太廊「しかも今、デッキを改修してたんですよ」

北野「ええー!300円でどうやって維持してるのか…」

とにかく経営状態が気になって仕方がない北野でした。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2022年03月05日11時08分~抜粋

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