2月23日放送の『北野誠のズバリ』は、祝日特集「早春のリレー怪談~怖さをつなげ」。名だたる怪談師が電話でゲスト出演し、怪談を披露しました。
オカルトコレクター・田中俊行さんが披露したのは、年末に肺炎を起こして生死をさまよった話。体調不良の原因の半分は、「日本人形の呪いだったのではないか」というのです。
オカルトコレクター田中俊行が生死をさまよった原因は「日本人形の呪い」?
重度の肺炎で入院
昨年末、酸素濃度が90を切ってしまうほど重症の肺炎を起こして入院していたという田中さん。
北野誠からこの話題を振られた田中さんは、用意してきた怪談話を急遽やめ、入院中の不思議な出来事について語ることにしました。
「肺炎は、半分は栄養失調ですけど、半分は呪いちゃうかなって思ってるんですよ」とびっくり発言をする田中さんに、「ほうほうほうほう」と興味津々の北野。
田中さんは、呪いのものや呪物(じゅぶつ)を集めるオカルトコレクター。ある日、そんな田中さんに九州からとある日本人形が届きました。
北野誠からこの話題を振られた田中さんは、用意してきた怪談話を急遽やめ、入院中の不思議な出来事について語ることにしました。
「肺炎は、半分は栄養失調ですけど、半分は呪いちゃうかなって思ってるんですよ」とびっくり発言をする田中さんに、「ほうほうほうほう」と興味津々の北野。
田中さんは、呪いのものや呪物(じゅぶつ)を集めるオカルトコレクター。ある日、そんな田中さんに九州からとある日本人形が届きました。
吊るされていた日本人形
その日本人形を送ってくれたのは、田中さんと同年代の男性Aさん。
同封されていた手紙には、「おばあちゃんが亡くなって、150年前からある蔵をつぶすことになった。業者から『変なものがあるから見に来てくれ』と言われ、妹と見に行ったら蔵の中央にある梁から何かが吊るされていた」と書いてありました。
その「何か」とは、縄でぐるぐる巻きにされた、2つの竹籠をカプセル状にはめたようなもの。開けてみると、その中には日本人形が人の髪の毛でぐるぐる巻きにされ、吊るされていたというのです。
Aさんは、こどもの頃からおばあちゃんに「この蔵には絶対に入るなよ」と念を押されていました。
その理由は「鬼人(きじん)が出るから」。ただその時Aさんは、こどもを怖がらせるための言葉だろうとしか思っていなかったそうです。
同封されていた手紙には、「おばあちゃんが亡くなって、150年前からある蔵をつぶすことになった。業者から『変なものがあるから見に来てくれ』と言われ、妹と見に行ったら蔵の中央にある梁から何かが吊るされていた」と書いてありました。
その「何か」とは、縄でぐるぐる巻きにされた、2つの竹籠をカプセル状にはめたようなもの。開けてみると、その中には日本人形が人の髪の毛でぐるぐる巻きにされ、吊るされていたというのです。
Aさんは、こどもの頃からおばあちゃんに「この蔵には絶対に入るなよ」と念を押されていました。
その理由は「鬼人(きじん)が出るから」。ただその時Aさんは、こどもを怖がらせるための言葉だろうとしか思っていなかったそうです。
夢に出てきた女性は…
その日本人形とともに怪談ツアーで全国を回っていた田中さん。あれよあれよと体調を崩し、救急車で運ばれて入院してしまいました。
入院2日目、田中さんは普段は見ないような変な夢を見たのです。
「誰もいない夜中、山のふもとに僕が立ってる。遠くに山肌が見えて、山の頂上付近を見ている。一気に僕の視線が山にズームアップして、グワーっと山の中を駆け巡って、頂上まで行くと鳥居が出てくる。真っすぐ行くと、鳥居の下に着物を着た女の人がいて。真っ黒で顔はわからないんですけど」
その女性と鼻があたるくらいまで近づいた時、田中さんはあることに気づきました。
「日本人形の顔やったんですよ」
入院2日目、田中さんは普段は見ないような変な夢を見たのです。
「誰もいない夜中、山のふもとに僕が立ってる。遠くに山肌が見えて、山の頂上付近を見ている。一気に僕の視線が山にズームアップして、グワーっと山の中を駆け巡って、頂上まで行くと鳥居が出てくる。真っすぐ行くと、鳥居の下に着物を着た女の人がいて。真っ黒で顔はわからないんですけど」
その女性と鼻があたるくらいまで近づいた時、田中さんはあることに気づきました。
「日本人形の顔やったんですよ」
首がポロッ
しかもその日本人形は、まるで般若のような怒りの表情を浮かべていました。
初めて「ウワーッ!」と声を出して起きたという田中さん。身体は汗まみれです。
「あっ、あの日本人形を持ってきてるわ」と気づいた田中さんは、フラフラの状態で日本人形を取り出します。
見ると、その日本人形は首がポロッと取れている状態でした。あわてて首をちゃんとはめ直した田中さんを、今度は別の恐怖が襲います。
それは、目の端に見える黒い影。
「人が通ったかなと思ったら誰もいない」
こんなことが入院中ずっと続いていたそうです。
初めて「ウワーッ!」と声を出して起きたという田中さん。身体は汗まみれです。
「あっ、あの日本人形を持ってきてるわ」と気づいた田中さんは、フラフラの状態で日本人形を取り出します。
見ると、その日本人形は首がポロッと取れている状態でした。あわてて首をちゃんとはめ直した田中さんを、今度は別の恐怖が襲います。
それは、目の端に見える黒い影。
「人が通ったかなと思ったら誰もいない」
こんなことが入院中ずっと続いていたそうです。
夢を食べる妖怪・獏のお告げ
「あの人形、なんかおかしいんちゃうかな?」と恐怖を感じていた田中さんに、Aさんから再度手紙が届きました。
「あの人形は、女性問題でもめていたひいおじいちゃんが、満州から持ち帰ってきたものらしい。持ち帰ってきてからずっと悪夢を見るので、ひいおじいちゃんが夢を食べる妖怪・獏(ばく)を信仰しだした。そこから悪夢を見ることはなくなって、蔵にその日本人形を封印したらしい」
悪夢を見なくなった後で、ひいおじいちゃんの夢に獏が出るようになりました。その獏は、いつも同じ言葉を言っていたといいます。
「封じよ」
「世に出すな」
「神所に返せ」
「あの人形は、女性問題でもめていたひいおじいちゃんが、満州から持ち帰ってきたものらしい。持ち帰ってきてからずっと悪夢を見るので、ひいおじいちゃんが夢を食べる妖怪・獏(ばく)を信仰しだした。そこから悪夢を見ることはなくなって、蔵にその日本人形を封印したらしい」
悪夢を見なくなった後で、ひいおじいちゃんの夢に獏が出るようになりました。その獏は、いつも同じ言葉を言っていたといいます。
「封じよ」
「世に出すな」
「神所に返せ」
「死なずにがんばります」
Aさんの推測によると、これは「この人形は世に出してはいけない、封じ込めて、蔵をつぶす時には神社に行っておさめなさいよ」ということ。
しかしその日本人形は、神社ではなく、田中さんのところに送られてきたというわけです。
「俊ちゃんさ、それ今どこにあるの?」と尋ねる北野に、「隣の部屋にあります」と田中さん。
ここで北野から「じゃあ、夏の怪談てんこ盛りに、ぜひ持ってきてください」とリクエストがありました。
田中さん「もう触りたくないんですけど(笑)」
北野「あと半年は何とかして、持ちきっておいてください。お願いします」
夏の怪談特集で、スタジオにお目見えするかも?
「死なずにがんばります」と宣言した田中さんに、「命がけや~」と呟いた北野でした。
(minto)
しかしその日本人形は、神社ではなく、田中さんのところに送られてきたというわけです。
「俊ちゃんさ、それ今どこにあるの?」と尋ねる北野に、「隣の部屋にあります」と田中さん。
ここで北野から「じゃあ、夏の怪談てんこ盛りに、ぜひ持ってきてください」とリクエストがありました。
田中さん「もう触りたくないんですけど(笑)」
北野「あと半年は何とかして、持ちきっておいてください。お願いします」
夏の怪談特集で、スタジオにお目見えするかも?
「死なずにがんばります」と宣言した田中さんに、「命がけや~」と呟いた北野でした。
(minto)
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