北野誠のズバリ

TikTokで流行ってる「#卒アルお父さん」って何?

このシーズンになると、1年を振り返る企画がぞくぞくと出てきますが、その中でもよく話題にのぼるのが流行語大賞。

2021年のユーキャン新語・流行語大賞で年間大賞に選ばれたのは、「リアル二刀流/ショータイム」で、大谷翔平選手にちなんだワードですが、若者の間での流行語は、ちょっと違うようです。

12月2日放送『北野誠のズバリ』では、今年の流行語を元にパーソナリティの北野誠と氏田朋子がトークを展開しました。

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2021年の流行語は?

新語・流行語大賞は年間大賞以外にもトップテンとして10語選出されていて、昨年に続き、残念ながら今年も新型コロナ一色となった1年だったため、「黙食」や「人流」があげられています。

コロナ関連の言葉以外では、「うっせえわ」や「Z世代」など、若者に関するワードが選出されてはいるものの、「ゴン攻め」や「ぼったくり男爵」など、若者はあまり知らなさそうな言葉がちらほら。

一方で、「2021年ティーンが選ぶトレンドランキング」(マイナビティーンズラボ)では、1位がマリトッツォ、2位が中国のファッション通販サイト「SHEIN(シーイン)」、3位が韓国風に盛れる顔写真が撮れるプリントシール機「97%(キューナナパーセント)」と続いています。

このランキングは物やサービスに関する調査ですので、必ずしも流行語と一致するわけではありません。

北野も「流行語大賞に毎年選ばれるのが野球とか、実際に使ってない言葉を割と入れちゃう。選んでるのがオッサンやろ?俺らも安心すんねん」とコメント。

流行語はその世代にだけ浸透するという性格を持つ物ではあるものの、世代に関係なく流行った芸人やCM発の流行語がないというのは、昔の流行語と比べるとちょっと寂しく感じてしまいますね。
 

親の昔の写真を使って…

一方、動画を元に若者の間で流行っている言葉を選出する「TikTok流行語大賞2021」において、現在ノミネートされている言葉の中で、北野が注目したのが「#卒アルお父さん」。

これは、今のお父さんを映した後、卒業アルバムのお父さんを見せるという動画をアップするというもの。

ここから派生して、母親バージョンや祖父のバージョンも登場しているそうです。

「自分のお父さんは今はこんなんだけど、若い頃は結構イケてた」というのを自慢したいというケースや、お父さんが自分で「昔はモテてた」という話が本当かどうか検証するという目的でアップすることもあるのだそう。

親の立場からすると複雑な心境かもしれませんが、自分が娘や息子の自慢の種にされているのがうれしいと感じているようです。
 

こどもと会話が増えると思いきや

親からすると自分に興味を持ってくれただけでうれしいという思いがあるかもしれませんが、注意しなければならないのは、「昔はイケていたかどうか」という点。

北野「(写真を見せてくれと、こどもから言われた時)『えっ、俺の昔の写真が見たいって!?』

その時、格好良くなかったら『もういいよ』っていう話になって、アッサリと終わっていくという残酷な面もありますけど、卒アルお父さんにのってみたいという気持ちもあります」

昔の姿に自信のあるお父さんやお母さんは、親子交流の1つとして「卒アルお父さん」や「卒アルお母さん」にチャレンジしてみても良いかもしれません。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2021年12月02日13時13分~抜粋

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