北野誠のズバリ

高校時代の北野誠、笑福亭仁鶴師匠に落語を褒められていた!

上方落語を代表する落語家の笑福亭仁鶴さんが17日、骨髄異形成症候群のため大阪府内の自宅で亡くなっていたことがわかりました。84歳でした。

8月23日放送の『北野誠のズバリサタデー』では、テレビやラジオでも幅広く活躍された仁鶴さんを回顧。
若き日の北野誠と、仁鶴さんの意外な縁も明らかになりました。

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誰も追いつけないようなギャラ

仁鶴さんについて、「吉本がここまで隆盛を極める時の“祖”ですからね」と北野誠。

北野によると、吉本興業の林正之助元会長は「仁鶴さんがおったから、その頃の借金はすべて返せた。仁鶴さんがおったから、当時の桂三枝さん、横山やすし・西川きよしさんも出てこられたと。仁鶴が突破口やったんや」と言っていたといいます。

「劇場の小屋のギャラ割りが、仁鶴さん1人だけ破格でしたから。誰も追いつけないようなギャラをもらっておられましたので」と語る北野。
 

人気番組『バラエティー生活笑百科』

仁鶴さんの代表的な番組といえば、NHK『バラエティー生活笑百科』。北野も数回出演したことがあるそうです。

「あれは台本通りやらんとね、大変でしたけど(笑)。僕の一番苦手な、台本通り」と振り返る北野。

「角田弁護士は、あの番組を観て弁護士を目指したんですよね?」と尋ねる戸井康成に、角田龍平弁護士は「という風に答えることもあるんですけど」とぶっちゃけトーク。

オール巨人師匠の弟子を務めていた頃、角田弁護士はいつも収録に付いていっていたそうです。
 

仁鶴師匠に憧れて芸界に

角田「ホンマに、1回リハと本番とまったく同じ漫才をするんです。でもお客さんがおじいちゃん、おばあちゃんやから、両方笑うんですよ」
戸井「どこディスッとんねん!」

人気番組の裏側を暴露しつつ、「その時も仁鶴師匠はダンディーでしたね。僕はまだ10代でしたけど、『かっこいい大人だな』っていう印象がありました』」と角田弁護士。

角田「巨人師匠とかさんまさんとか、あの世代の人は、みなさん『仁鶴師匠に憧れて芸界に入って』っていうことをおっしゃいますもんね」
北野「そうですよね、かっこよかったですからね。本当に」
 

高校生落語界の“大谷翔平”

「ラジオDJとして人気になった、さきがけでもあった」という戸井に、「若い頃はね、ラジオ大阪の深夜番組では“エロ仁鶴”として売りにしていましたね」と意外な一面を披露する北野。

ここで北野が、仁鶴さんと自身の意外な縁を語り始めます。

「仁鶴師匠の深夜ラジオのにアマチュアの落語コーナーがあって、そこで僕が高1の時、落語を深夜にやらせていただいて、真打もらいましたね」

これには「すごいな!」と驚きを隠せない戸井。

「『あれ、うまいなぁ』言うていただいて。それが高1の時ですけどね」

北野の才能を、仁鶴さんはかなり早くから見抜いていたようです。

「その頃は、大阪の高校生の落語の中の“大谷翔平”みたいな存在でしたね」と自画自賛して、戸井から「例えがデカい!」と大いにツッコまれる北野でした。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2021年08月21日10時06分~抜粋

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