北野誠のズバリ

近場で新しい発見に出会える! 「ご近所半日旅」のすすめ

『北野誠のズバリサタデー』、話題の図書の著者にインタビューする「ズバリこの人に聞きたい」のコーナー。

8月7日の放送では、『ご近所半日旅 -いちばん気軽な「新しい旅」のスタイル-』の著者で
旅行作家の吉田友和さんにお話をうかがいました。

家の周りの「超ご近所」から、家から30分~1時間ほどの「ややご近所」まで。
吉田さんは著書で、見方を変えれば驚くほど旅の気分を味わうことができる「ご近所半日旅」の方法を分かりやすく解説されています。

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役所は旅情報の宝庫

「半日旅」といっても、文字通り半日だけ出かけるということではなく、「“気軽に思い立ってすぐに行ける旅行”という意味がある」と吉田さん。

「お散歩とは違うんですよね?」と尋ねる北野誠に、吉田さんは「お散歩は気分転換や運動目的が多いけれど、半日旅はあくまでも旅行です。自分の知らない風景を目にしたり、新しい発見をする行為自体が旅。それは遠出しようが、近くで楽しもうがあまり関係ないのかな」とその定義を教えてくれました。

『ご近所半日旅』を読んで、「役所が旅情報の宝庫」ということに驚いたという北野。

役所の観光課には観光用のチラシがたくさん置いてある上、聞きたいことがあればすぐに教えてもらうこともできます。

吉田さん「近所を旅するにはローカルな情報が役に立ちます。ネットもいいけれど、リアルな情報通に頼るのが手堅いと思っています」
 

Google マップをぐりぐり

例えば朝の9時に「今日は半日旅をしよう!」と思い立ったとき、まずどのようにすればよいのでしょうか。

吉田さんが最初に確認するのは「天気」。雨模様であれば「屋外は厳しいので屋内かな」などと、おおまかな場所の決定ができます。

半日旅の行先を決定する際に「Google マップ」を利用しているという吉田さん。

当てもなく画面をぐりぐり拡大して、緑色のスペースを探す。拡大するとスポット名に「
〇〇公園」「〇〇緑地」などと出てくるので、そこを目的地にしてみてるんだそう。

北野「何駅かしか離れていないところの公園にわざわざ行ったりしないですもんね」
吉田さん「日常生活では立ち寄らない近場にあえて行ってみると、地元のいい場所が見つかったりするので、それは有意義かなと思うんですよね」
 

一人旅にピッタリ!

北野が興味を持ったのは、「見知らぬ店で何かを食べてみる」ということ。「旅の醍醐味でもありますもんね」と納得です。

吉田さんによると、旅先でその土地の名物料理を食べることと基本的には同じで、それを「ただ単に近所でする」というイメージなんだそう。

「半日旅は一人旅にも向いている」と吉田さん。

誰かに同意を求めることもなく、予定を立てすぎずに行けるのが半日旅の良いところ。

計画を練る必要もなく、例え失敗したとしても困らないので、思い付きでふらっと行ってみるのが良いということでした。
 

旅は刺激的な行動

先日、CBCのテレビ番組『チャント!』で、愛知県瀬戸市の半日旅を実践した吉田さん。

焼き物の絵付け体験をして、ご当地グルメ・瀬戸焼きそばを食べたそうです。

そして瀬戸といえば、将棋の藤井聡太二冠の出身地。街中に応援メッセージなどの将棋関連のものがあふれていたんだとか。

「想定していなかったので、ちょっとした発見だった」と吉田さん。

北野「見知らぬ街で見知らぬ風景を見るのは、脳科学的にもいいみたいですね」
吉田さん「知らないものを見るっていうこと自体が刺激的。旅はそもそも、そういう行動だと思います」

「普段歩いている道と1本違う道を歩いてみる。些細なことでも得られることがある」と教えてくれた吉田さんでした。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2021年08月07日10時30分~抜粋

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