北野誠のズバリ

第四次焼き芋ブーム到来! ねっとりひんやり「冷やし焼き芋」のすすめ

昨年、初となる「全国やきいもグランプリ」が埼玉県で開催されるなど、第四次ブームを迎えている焼き芋。

焼き芋といえば、秋~冬の食べ物というイメージがありましたが、今はさにあらず。暑い季節にもピッタリの「冷やし焼きいも」というジャンルも存在しています。

5月12日放送の『北野誠のズバリ』、大橋麻美子の情報コーナー「教えてマミーゴ!」では、元祖焼き芋専門店「丸じゅん」の冷やし焼きいも「ひえひえ君」を紹介しました。

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「冷めてもおいしい焼き芋を!」

今回大橋が訪れたのは、愛知県碧南市にある元祖焼き芋専門店「やきいも丸じゅん」。年間のべ50銘柄、約40トンのさつまいもを扱っているお店です。

お話を伺ったのは、店主の石川さん。石川さんは元々、トヨタ系部品メーカーのサラリーマンでした。

趣味で焼き芋を作っていた石川さんは、ある時「冷めてもねっとりしておいしい焼き芋を作りたい」と一念発起。

定年を迎える5年前から全国の焼き芋産地や焼き芋屋さんを巡り、工房も自作。定年退職したの2009年に「丸じゅん」を開業しました。

この頃、焼き芋ブームをけん引していた安納芋を中心に、販売をスタートしたのです。
 

冷やし焼き芋「ひえひえ君」

「焼き芋ワールド」の看板を掲げた、まるでテーマパークのような店舗には、若いお客さんがひっきりなしにやってきます。

この日、大橋は「丸じゅん」で購入した茨城県旭村のブランド芋「旭甘十郎」の焼き芋を、さらに自宅の冷蔵庫で10日間“冷熟”させた「冷やし焼き芋」を持参していました。

初めて冷やし焼き芋を手にした北野誠は、「めっちゃ熟してますよ。めっちゃねとっとしてます。もう羊羹ですね!」とビックリ。

丸じゅんでは、冷やし焼き芋を「ひえひえ君」(商標登録済)として販売しています。

熟成芋を焼き上げた後に専用の冷蔵庫で一晩じっくり冷熟をかけると、余分な水分が飛んで甘味が凝縮するという仕組みです。

真空パックにしてクール便で販売していますが、店舗で焼き芋を買った場合は、家の冷蔵庫でも最大2週間冷熟できるそうです。
 

貯蔵で甘味アップ!

「おいしい焼き芋の7~8割は、お芋選びで決まる。自分達は1割ぐらいおいしくさせる力を付けているだけ」と石川さん。

さつまいもの収穫時期は秋~春まで。石川さんは収穫前に全国の産地を視察し、その年に扱うさつまいもを選びます。

鮮度が高いほど風味が良い一方、貯蔵することで甘味が増すため、生産者が貯蔵したさつまいもを業者がさらに貯蔵し、それを買った丸じゅんさんでも2か月ほど貯蔵。

満を持して、焼き芋として販売しているということです。
 

食べ比べもおすすめ

「丸じゅん」では、13台のこだわりのオーブンで1日に800~1,000本ほどのさつまいもを焼き上げています。

「丸じゅん」の通販サイトには、いろいろな銘柄の冷やし焼き芋がズラリ。

ここ数年の注目度NO.1は「シルクスイート」。西の横綱は「甘太くん」、東の横綱は「紅天使」。そして、大橋のおすすめは「よしみつ」です。

「お芋によって甘味とか、ねっとり感が違うので。食べ比べてみるのもいいかなと思います」と大橋。

これからの季節にうれしい、冷やして食べる「冷やし焼き芋」の話題でした。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2021年05月12日14時44分~抜粋

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