北野誠のズバリ

結婚式の「乾杯のあいさつ」のコツ。

結婚式はおめでたいものですが、最初の乾杯のあいさつは難しいものです。
北野誠はタレントの酒井直斗から結婚式の乾杯のあいさつを頼まれますが、きっぱり断ります。

2月5日放送の『北野誠のズバリ』は冒頭から、あいさつを断った理由、いい乾杯のあいさつとは何かについて、アシスタントの佐藤実絵子と語りました。

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結婚式には出ない

この日のテーマは「わかってください」でしたが、酒井直斗は「わかってくれない」とのこと。

酒井直斗は入籍も済ませ、今年の5月に挙式とのことで、北野は以前から「その日を空けておいてください」と念を押されていたそう。

ところが「オレは祝いはあげるけど式には出ないから」とキッパリと伝えた。
が、酒井さんはそれをギャグと思っていたらしく、その上、「乾杯のあいさつをしてください」と言ってきました。

なぜ北野は結婚式に出ないのでしょうか。

「酒井くんには芸人としては、まだ焦って結婚せんでええん違う?と言っていた。芸人として、いま一番ネタを集めなあかん時期でないの?という観点からあまり結婚に賛成してなかったです。

でもそれは本人の人生で、僕らが言うことでもないからいいですけど。
それでも『結婚式に出てください』と言うから『出えへんで』とまじめに言ってるんですけど」

佐藤は「なかなかないですよ、結婚式出てください、出ませんっていうやりとりって」と笑います。
 

切磋琢磨する時期

北野が結婚したのは34歳。
29歳くらいから『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送テレビ)や『サイキック青年団』などの仕事が増え、脂が乗り始めた時期で結婚は考えられなかったそうです。

北野「だから、酒井君にも名古屋にいるのではなくて、もっと全国的にいろいろ勉強しろと。東京、大阪は圧倒的に芸人多いから、アイツには負けたくないとか、仲良くてもライバル心がすごくあって、切磋琢磨する時期があると言っていた」

酒井直斗は現在27歳、北野は芸人としてもっと大きくなる大事な時期と期待しているようです。
 

ちょっと笑わし、手短に

そもそも式に出席しないという北野に、その上で酒井は「ぜひ乾杯のあいさつを」と言ってきました。

しかし、この乾杯のあいさつも問題と言う北野。

北野「乾杯のあいさつは、いいこと言って、ちょっと笑わして、手短に終わらないといけない。
もともとあまり心の底から結婚早よした方がいいと思っているわけでない人間が、そこで説教して、場の雰囲気を壊すのもいけないから、お祝いはするけど乾杯のあいさつはしない」

そして、北野は普通、あいさつは他の事務所の先輩がするより「どっかんプロ」の社長にしてもらわないといけないと言います。

でも、「全然酒井君はわかってくれないんです」と北野は苦笑します。
 

宴会のはじまり

結局、コロナ禍の影響により、酒井の結婚式は身内だけ挙げることになったようです。

だいたい乾杯のあいさつはむずかしいもの。
乾杯のあいさつはシャンパンの炭酸が抜けない間に、ひと笑いとって、ポンと終わってそこから宴会が進むわけです。会全体を印象づける大事な役割をもっています。

定型文では味気なく、長いものは嫌われます。
今まで出席した結婚式でも、「あれは失敗だなぁ」と思い出されるものがあるのではないでしょうか。
 

100%の乾杯のあいさつ

リスナーからも結婚式の乾杯に関する体験談が寄せられました。

「15年ほど前の自分の結婚式です。乾杯のあいさつを、当時働いていた会社の社長に依頼しました。
社長は勢いがあり話も上手。この人なら間違いないと依頼すると『わかった、で、どうしたいんだ』とひと言。

社長いわく『乾杯のあいさつは冒頭だからこそ、式の雰囲気そのものを左右する、だから非常に難しい』。
私は『肩ひじ張らず、ゆるくお願いします』と。当日100%の出来栄えでした。

社長がマイクに向かうとベテラン社員が『いよっ、待ってました!』と掛声。さらに1分くらい経過したところで、『話長いよ』と合いの手。

自分ひとりで知らない人の前でギャグで笑わせるのは難しいもの。それでも明るい式にしたいなら、誰かに合いの手を入れてもらい、ちゃかしてもらうのはいいかもしれません」(Aさん)

北野「なかなかできた社長さん」
佐藤「長年の芸というか、でき上ってるんですね」

二人とも社長の乾杯のあいさつ芸に感心しました。

社長とベテラン社員との息のあったやりとりが目に浮かぶようです。きっと会社もうまくまわっていたことでしょう。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2021年02月05日13時00分~抜粋

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