北野誠のズバリ

北野誠が語る。トータス松本が役者を志した場に立ち会った「奇跡の一夜」

NHK連続テレビ小説『おちょやん』で、杉咲花さん演じる千代の父・テルヲ役を務めるトータス松本さん。

借金のカタに千代に身売りさせようとする、千代が貯めたお金を盗んで逃げようとするなど、その横暴ぶりに「朝ドラ史上最低の父」といわれています。

しかしその不名誉な呼び名も、トータスさんの高い演技力のなせる業であることに間違いはありません。

1月29日放送の『北野誠のズバリ』では、トータス松本さんが役者の道へ向かおうとする瞬間に立ち会った北野誠が、その「奇跡の日」について語りました。

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奥田民生「役者をするのは反対」

先日『あさイチ』(NHK)にゲスト出演したトータスさん。

役柄から「トータス出てくるな!」と言われてしまうという嫌われっぷりに、「(テルヲは)俺じゃない!」と嘆いていました。

とはいえドラマの役柄で役者が世間から目の敵にされてしまうのは、昔からままあることです。

番組で奥田民生さんが「トータス君に役者をするのは反対と言っていた時期があったんですよ。『ミュージシャンとして一流なんだから』って」とコメントしていた姿を見て、ふとあることを思いだした北野。

それは役者を始めようとするトータスさんを囲んだ、とある一夜のことでした。
 

近所の寿司屋に民生と陽水が!

今から15~6年前。
家族で近所のお寿司屋さんを訪れた北野は、奥田民生さんと井上陽水さんの存在に気づきます。

食事が終わり帰ろうとする北野を、「奥さん、旦那さん借りていいですか?」と誘う陽水さん。

女優の小林聡美さんも登場し、4人で飲むことになりました。

宴もたけなわ。翌日早朝から仕事が入っている北野がそろそろ帰ろうとすると、「ちょっと待ってよ、トータス呼んだから」と陽水さんが引き留めます。

「『トータス呼んだ?』信じられない!」と、山内彩加アナウンサーはその豪華すぎる宴会に驚きを隠せません。
 

「チャレンジしていきたいんですよ!」

ほどなくしてトータスさんが現れ、5人で飲みなおすことに。

そんな中、トータスさんが「役者にも興味がある」という話を始めました。

陽水さんと民生さんは「どうなんだろうね」と乗り気ではない様子。

「そりゃね、奥田民生さんはいいよ。巨匠の井上陽水と2人でユニット組んで、今日もレコーディングやったでしょ。ウルフルズは今、ちょっと停滞期に来てるというか…」

2人に役者活動を理解してもらおうと必死なトータスさん。

「そんなのを打破していきたいから、いろいろなことにチャレンジしていきたいんですよ!」と訴えかけます。
 

「大ブレイクする」と太鼓判

民生さんは変わらず「どうかなぁー、役者って」とモヤモヤ。

陽水さんは「いっちゃう?武田鉄矢みたいになっちゃう?『人という字は』って書いちゃう?やっちゃうんだねー」と茶化します。

「あんな現場におってんなー」と、しみじみする北野。あの夜を「奇跡の一夜」だったと振り返ります。

『おちょやん』での嫌われ役も、トータスさんにとっては「絶対飛躍ですよ!」と北野。

「あんなに皆に嫌がられる役を演じられる人はなかなかいない」と断言します。

「大ブレイクすると思いますよ。大阪弁でリアル『ナニワ金融道』できそう」と、トータスさんの演技を大絶賛する北野でした。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2021年01月29日13時03分~抜粋

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