北野誠のズバリ

W不倫で泥沼!相手の脅迫と暴力、配偶者への慰謝料で苦悩

8月19日放送の『北野誠のズバリ』「ズバリ法律相談室」のコーナーには、W不倫の泥沼にはまってしまった女性Aさんからお悩みが寄せられました。

別れようとすると「旦那にバラしてやる」と脅迫し、暴力までふるう不倫相手。
相手の奥さんにバレて示談となったものの、男女の関係であったことは秘密にしています。

それでもまだ復縁を迫ってくる不倫相手への恐怖、そして相手の奥さんにバレた場合の慰謝料への不安を抱えているAさんに、オリンピア法律事務所の原武之弁護士がアドバイスを送ります。

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「この関係をバラしてやる!」

「3歳年下の同僚と2年間の不倫関係にあり、男女の関係にもなりました。

私にはこどもがいることもあり、半年でこの関係を断ち切ろうと思い、話し合うことにしましたが、『お前の旦那にこの関係をバラしてやる!』と脅されました。
その後も、夜にLINEでも気分を害する言葉を投げかけられたり、胸倉を掴まれるなどの暴力を振るわれたりしたこともありました。

ようやく不倫相手の嫁に不倫関係が見つかり、頭を下げ示談が済みましたが、男女の関係になったことはないとウソをついてしまいました。

しかしながら、不倫相手がLINEのやり取りを元に復縁を迫ってきます。男女の関係にあったことなどが不倫相手の嫁に知られた場合、慰謝料を払わなければならないのですか?ご回答をよろしくお願いします」(Aさん)
 

慰謝料増額の可能性も

まずは、不倫相手の奥さんに男女の関係であったことがバレて、慰謝料を請求された場合について。

この場合「Aさんが相手が結婚しているということを知っていれば、自分は不倫だということを知っているので、慰謝料を払わなければいけないということになりますね」と原弁護士。

それでは、男女の関係がないと嘘をついて示談になっている、という点に問題はないのでしょうか。

原弁護士によると、男女の関係がないということで示談が成立している場合、男女関係がバレると「騙された、前提が違う」と言われてしまうため、「示談が詐欺、錯誤」と無効になることがあるといいます。

さらに「嘘をつかれたことによって心の傷が増えた」ということで、慰謝料増額の可能性もあるそうです。
 

強要、暴行、ストーカー

「例えば、相手の男から脅迫されたりとか、暴力を振るわれたりした場合はどうなっていきます?」という北野誠の質問に、「これは不倫相手の奥さんにとってみれば関係ない話」
と原弁護士。

この場合でも、Aさんが相手の奥さんに慰謝料を払うことに変わりはありません。

しかし、その慰謝料の一部を男性に請求することができるといいます。

原弁護士によると「不倫を維持する原因を作ったのは男の方なのだから、男の方が多く払えということにはなると思います」ということです。

相手の男が復縁を迫ってきているという状況に、「半ばストーカーになってません?」と心配する北野。

これに「強要とか暴行、ストーカーになってる可能性があるので、刑事事件化しているから警察に相談した方がいい」と原弁護士。
 

LINEとホテルで「合わせ技1本!」

そして不倫相手とのLINEは、証拠となるため消さずに残しておく必要があるといいます。

「何月何日にどんな会話をした」ということがわかるため、LINEはかなり重要な証拠になるそうです。

万が一、LINEだけでは証拠不十分な場合であっても、一緒にホテルに入る写真などがある場合、「合わせ技で1本!」となるんだとか。

とはいえLINEが重要な証拠であることには変わりはないので、残しておくことが大切だということです。

不倫相手の脅迫や暴力を考えると、警察か弁護士に相談することを勧める原弁護士。

自分で解決しようと思わずに、とにかく第三者を間に入れるべきということでした。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2020年08月19日14時12分~抜粋

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