北野誠のズバリ

プロ野球選手がコロナ対策に寄付 早くも総額7500万円に

プロ野球の開幕日をなかなか決めることができない状況ですが、選手たちが新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて、新たな動きを始めています。

『北野誠のズバリサタデー』の「週刊エンタメ・スポーツ」コーナーでは、今週に起きた芸能・スポーツニュースを戸井康成がまとめて紹介していますが、4月11日の放送では「プロ野球選手会が寄付を呼びかけ」という話題を深堀りしました。

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開幕日が決まらない

4月8日に日本プロ野球選手会が、インターネットを通じて資金を集める「クラウドファンディング」を使って、プロ野球選手が寄付をお願いすることを発表。

集めたお金は、コロナ対策を行っている医療機関やこどもたちへの支援などに使われるとのこと。

選手会の公式ツイッターなどで、選手が寄付を求めるメッセージ動画を今後公開していく予定だそうです。

現在、巨人、ヤクルト、DeNA、ロッテ、西武、オリックス、阪神、ソフトバンクと、緊急事態宣言が出されている都府県に本拠地のある8球団は練習もままならない状況。

また、愛知県は緊急事態宣言が出されておらず、中日ドラゴンズは集団練習は行っていながらも、細かくグループ分けすることで、できるだけ人数を減らして短期間で行うようにに工夫しているそうです。

さらに取材する報道陣の側も注意していて、立ち入り禁止エリアを増やし、各放送局・新聞社合わせて5名までと制限。

例えば、新聞社は記者とスチールカメラマン、テレビ局はカメラマンと音声担当、ディレクターまたはアナウンサーの計5名だけということになり、1人の選手に対し、各社持ち回りで取材を行うことになります。

ネットでの募金

世界中で新型コロナウイルスによる被害を受けている中で、外国ではアスリートが寄付やサポートなどを行ったり、メジャーリーグの選手がSNSでキャッチボールの動画をアップしたりと、スポーツ界でもさまざまな動きが広がっていますが、日本のプロ野球界でも動きが現れた形です。

まず、選手会会長の炭谷銀仁朗選手(読売ジャイアンツ)を中心に、各チームの選手会長から選手に対して働きかけ、募金活動の賛同を得て活動を開始。

プロ野球選手自らも寄付を行いつつ、ファンなどにも寄付を呼びかけていきますが、9日にはすでに7,500万円ほど集まっているそうです。

ネットによる募金という形をとったのは、イベントを球場などで開催して募金を呼びかけると、それこそファンが集まり、感染の原因となってしまうのを避けたからだと思われます。

また、今後は日本人のメジャーリーガーにも働きかける予定で、大きな流れとなりそうです。

この募金が医療活動の力となって感染が縮小し、プロ野球が楽しめる日常が早く取り戻せることが期待されます。

戸井は最後に「選手もファンも一緒に(新型コロナウィルスに対して)戦ってるという意識がすごい大事だと思うんで、興味のある方は『新型コロナウイルス感染症 拡大防止活動基金』というので検索していただくと、詳しくわかると思います」とまとめました。
(岡本)
 
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2020年04月11日10時12分~抜粋

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