北野誠のズバリ

ベテラン芸人、1兆円超の財産を遺す!?

10月14日放送『北野誠のズバリ』は、体育の日ということで、祝日特別企画「松竹芸能芸人列伝」。

北野の事務所の後輩である漫才コンビ・シンデレラエキスプレスの渡辺裕薫(ひろしげ)さんがゲストに登場し、3時間に渡って芸能事務所・松竹芸能に所属するレジェンド級の先輩芸人エピソードを紹介しました。

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ホラ吹き漫才でブレイク

現在、名古屋での仕事が週6日という北野は、松竹芸能に関する情報があまり入ってこないため、東京の情報はよゐこの濱口優さん、大阪の情報は渡辺さんと、事故物件住みます芸人で同番組レギュラーの松原タニシから聞いているという状況。

シンデレラエキスプレスの渡辺さんは、1988年に養成所に入ってから、数々のベテラン芸人のエピソードを見聞きしており、番組では関西人でも多くの人はわからないような密度の濃い話を披露してきました。

ここではその中から、横山たかし・ひろしさんの話を取りあげます。

横山たかし・ひろしさんは「お金持ちのおぼっちゃまによるホラ吹き漫才」で、関西を中心に人気を博しました。

1968年にコンビを結成し、新人賞を獲得するなど活躍していましたが、その後しばらくは不遇の時代が続くことに。

しかし、1990年代に入り、関西で絶大な人気を誇っていた歌手のやしきたかじんさんが、自身の番組『新・たかじんが来るぞ』(毎日放送)で「たかし・ひろしの漫才が大好きやねん!」と発言したことをきっかけに、再ブレイク。1994年には上方漫才大賞を受賞しました。

莫大な遺産はどうなる?

しかし今年6月、おぼっちゃま役の横山たかしさんが亡くなられました。

漫才の中では「大金持ちのおぼっちゃまや」と豪語していたたかしさん。そうなると、遺産はとてつもない金額になりそうですが……。

渡辺「よくネタで、自宅には琵琶湖より広い大きな池がある。そこに1匹5,000万円の鯉を2万匹飼うてると。あとは自分が着てる服は、1着38億円の金ピカのスーツやと。
亡くなったことで、僕は遺産の計算をしたんですよ。そしたら、とりあえずわかってるだけで1兆円やと。自宅はグーグルアースでも出てこないところに土地を買うてるんでしょう(だから、自宅の広さや価値がわからない)」

最低でも、1兆38億円の資産があるということになります。

上下の金ピカスーツの舞台衣装はあったため、お通夜の席で、遺族の方に返却しようとしたところ、「いりません」との返答。

渡辺「そちらで処分してくださいと。やっぱり大金持ちの遺族の方も金持ちだから、38億ぐらいいらんのかと。大きな話やなあと」

北野「迷惑やったんやろなあ(笑)」

金のスーツと車椅子はどこへ?

ちなみに、一時病気から復帰された時にプレゼントされた金の車椅子は、今後、松竹芸能で使う芸人さんが出てくるだろうという理由で保管されるそうで、ここでも高齢化の波が訪れています。

そして、金ピカスーツも会社で保管されるそうですが、芸人の資料として残し続けておいてほしいところです。

渡辺「おそらくワッハ上方(上方演芸資料館)で展示とかされるんじゃないかなと」

北野「どうする?38億盗みに来る奴がおったら」

渡辺「『キャッツ・アイ』(怪盗が主人公の漫画)みたいなんが来て(笑)」

北野「そんなに警備が厳重やないやろうけど」

たかしさんは今頃、「そんな38億の価値もないんじゃ~」と、ハンカチをくわえながら言っているかもしれません。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2019年10月14日15時18分~抜粋

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