北野誠のズバリ

妻に毎日50万ずつ貯金をおろされ離婚した男性、2年後の悲劇

人生、大きな「決断」をする時はいくつもあります。
就職や結婚もそうですが、もっと重いのが、退職、転職、離婚のようです。

9月5日の『北野誠のズバリ』では「決断した時」をテーマにおたよりを募集しました。
北野誠と阿部優貴子が重いメッセージを紹介します。

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その暗い性格変えないとクビね

学校を卒業して初めての会社に合わず、大きな決断をした方のおたよりです。

「高卒で商社に就職して4年目の夏。ボーナス前の上司との面談で、『ここで仕事して楽しい?いつ辞めるの?その暗い性格変えないとクビね』と言われました。

面談後、席に戻ると隣の席の先輩が『まだ辞めないでねと言われちゃった』と談笑していました。とても悔しい思いをしました。

それから数カ月後、体調がすぐれず鬱と診断されドクターストップ。毎日、引きこもりの生活。ある日、新聞で見かけた新人タレントオーディション開催の記事。上司に言われた性格を変えるために受けようと決断しました。

そしてなんと合格。レッスンに通いながらも前の会社に席はあるまま。就職活動をしようと退職届けを書きました。すぐに再就職できて、充実した日々になりました。

いま思うと、あの会社の雰囲気が私に合わなかったみたいです。再就職先で、私の性格はがらっと変わりました。辞める決断、間違っていませんでした。

タレント活動は3年少しで辞めましたが、自分磨きのためにやってみてよかったと思います。
人生、たくさんの決断を迫られた20代前半でした」(Aさん)

阿部「最初の会社すごいですね、今じゃ一発アウトですね」
北野「完璧にパワハラですよね。やめてよかったですよね」

20代前半、困難を自分の決断で乗り越えた方でした。

とにかく、ばっさりすっきり

女の人は決断すると潔いものかもしれません。

「4年前、離婚届を出したその日にひとつ決断しました。役所に出してやっと解放された気分になったその足で、突然の思い付きで美容院に行き、腰より長かった髪を切りました。

髪がすごいくせ毛なので、すごく短いか、すごく長くないと収まらないので。こどもの頃は性格も男の子みたいだったので常にバリカンで角刈りみたいになっていました。が、あまりにも男の子に間違われるので、髪の毛くらいは伸ばそうかと思い、20年間、ずっとロングヘアーでした。

美容院に行き『今日、どうされますか』と言われ、『とにかく、すっきり、ばっさり、短く』とお願いしました。

『何かあったのですか、大丈夫ですか?』と聞かれ、『大丈夫です。たった今、離婚届出してきたんです。やっとすっきりしました』。

美容師さんも離婚と聞いて、何をどう言っていいかわからず、『とにかく、ばっさりすっきりですね、わかりました』。

内心引退するお相撲さんの断髪式みたいやなと思いながら、いろいろ苦労を共にしてきた長い髪を1mくらい切り落としました。

ひさしぶりに肩より短く軽くなった髪を触りながら、なんとなくすっきりと心も体も軽くなった気がして帰ったのを覚えています」(Bさん)

阿部「髪の毛切ると気分変わりますね。ロングの人がばっさり切ると心も違うと思いますよ」
北野「だいぶ変わりますよね、特に女性の方は」

今は4年くらい経ってまたロングヘアーになったそうです。

老後の年金いるんかい!

人生の大きな決断というとやっぱり離婚でしょうか。

「私の場合は結婚して当初からセックスレスで喧嘩し、2年目の時に離婚届を渡してました。

その間に関係がよくなると信じて、元嫁の希望の場所に家を買ったりして、関係修復を試みましたが、結婚7年目で突然の転勤話。こどもがいなかったので単身赴任を決断。

そして、毎日50万ずつを口座から引き出されて、勝手に離婚届を出されたのは結婚してから9年目でした。

電話で『結婚する時、一生食わしていくと約束したけど、守れなくてごめんな』と言ったら、『その必要ないし』と言われました。
その一言で一生会わないし、二度と連絡しないことを誓いました。

でも、離婚して2年目のある日1通の封書が。年金事務所からの『年金分割のお知らせ』を見て驚きました。
もちろん権利なんて否定しませんが、一生食わしてもらう必要ないと言ったのに、『老後の年金いるんかい!』。思わずつっこんでしまいました」(Cさん)

阿部「毎日50万?すごい額ですね」
北野「あった貯金500万なら毎日50万ずつ10日でおろされて終わった。おろせる金額の限度があるから」
阿部は「すごいね!」と離婚の厳しさに驚きます。

一卵性双子の姉か妹か

そして別居中の方のおたよりも届きました。

「今から24年前、嫁さんとコンパで出会いました。その時妻は、一卵性双子のお姉さんと来ていて、顔は二人ともソックリ。

私、最初お姉さんと仲良くなったのですが、ホームパーティに誘われ、お邪魔すると、食卓に並んだ、ハンバーグと唐揚げとドリアとパスタがめちゃくちゃうまくて。

『それ全部妹が作ったものばかり』と教えられ、やっぱりお姉ちゃんより、妹の方がいいかもと思い、顔、声、スタイル、趣味は姉妹一緒だったので、ハンバーグと唐揚げのうまさで妹さんと付き合おうと決断。

あれから24年後、お姉さんは僕の自宅のすぐ隣で僕の草野球の先輩と仲良く暮らし、私は現在別居生活4年目に突入で、先が見えません。

あの日の決断が正解だったのかどうか、まだ答えは出ていませんが、少なくとも草野球の先輩はめちゃ幸せそうです」(Dさん)

北野「人の奥さんを見ると幸せそうに見えるねー。どんな事情を抱えているかみんな各々わかりません。名古屋駅で歩いているカップルがみんなが幸せかはわかりません」
阿部「いろいろありますからね」

北野は最後に「それより、Dさん、もうすぐ別居5年目だと思うんですけど、ぼちぼち決断しましょう」と、大事なアドバイスをしました。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2019年09月05日15時45分~抜粋

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