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【街角ステーション】今日の中継は・・・?

週末のお出掛け情報やお得な情報を求めてCBCアナウンサー榊原 悠介が東海三県 “ぶらり旅”

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金曜・中継・さかきばら!


今日は名古屋市港区のポートメッセなごやで開催されています中部地区最大の国際福祉健康産業展「ウェルフェア2019」に行ってきました。健康福祉に関する新しい技術やシステムが体験でき、知見を広めることができます。会場は平日にも関わらず、たくさんの方がお越しで、中には健康福祉の勉強をされている学生さんも多数見かけました。

その中でも今日は、福祉車両「ウェルキャブ」を中心に展示しているトヨタ自動車のブースを中心に見てきました。トヨタの今回の見どころは、新しくなった「ジャパンタクシー」。以前のモデルから改良された点がいくつかあるということで、早速見せてもらいました。

設置する側と、乗る側の両者の負担を軽減する


ジャパンタクシーは、様々な人、様々な状況にやさしいユニバーサルデザインのタクシーです。中でも1番の特徴は、スロープを設置すれば車イスのまま乗車することができるという点です。しかし、初期のジャパンタクシーはスロープの設置に時間がかかるという声が寄せられたことで、今年の3月リニューアルし、より多くの方に乗っていただける工夫がされました。

ということで、その1部をデモンストレーションで見せて頂きました。まずは跳ね上げ式になっている助手席と後部座席をたたみます。


すると後部座席の下から、2つ折りになった銀色のスロープが出てきました。固定していたベルトを外して歩道側にスロープを持っていきます。


スロープは、女性スタッフの方が片手で持てるくらいの重量なので、設置者(運転者)の負担も少ないかと思います。


但し、場合のよっては歩道に届かないこともあるので、黒色の延長スロープを足して傾斜を緩やかにします。こちらも片手で持てるくらいの重量です。


以前はこの銀と黒のスロープを接続する部品を取り付けるのに、多少手間がかかりましたが、今回はお互いの凸凹した部分をパズルのようにはめ込むだけで安定するようになりました。

あとはクルマとスロープをベルトで固定したら設置完了!初めてでも5分程で準備ができるので、目的地までの移動もスムーズになりますね。

天井が高く視界が広がります!


この2つのスロープを使って車イスごと乗り込めるようになりましたが、実はもう一工夫されているのが『室内空間』なんです。


ジャパンタクシーは、床がかなり低く設計されているので、天井までの高さにかなりのゆとりがあるのです。身長176cmの榊原アナが座っても、かなり余裕があるのが分かります。また、車イスで乗車した場合、座面が高くなるので視界が狭くなりがちですが、窓がとても大きく切られているので、車イスに座っていても景色もしっかり楽しめます。

ということで、今年はジャパンタクシーの様々な工夫をみせてもらいましたが、ウェルフェアでは毎年新しい発見と知識を得ることができる楽しい展示が盛りだくさんです。

今年の開催は明日6月1日(土)までとなっていますので、興味を持たれた方はぜひ遊びに行ってみて下さい。

 

ウェルフェア2019

場所:名古屋市港区金城ふ頭 の ポートメッセなごや

期間:~2019年6月1日土曜日

時間:朝10時~夕方5時まで
 
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