北野誠のズバリ

痴漢撃退にはハンコが有効?ネットで話題に

満員電車などで起こる痴漢の問題、女性専用車両や車内カメラなど、さまざまな対策が取られてはいるものの、なかなか無くならないのが現状です。そんな中、ある対策が物議をかもしています。

5月29日放送『北野誠のズバリ』では、「シャチハタが痴漢護身用のスタンプ開発を検討か」という話題を取り上げました。

スタンプと痴漢への対応、一見、何の関係があるのかと思ってしまいますが、あらためて痴漢への対応の難しさが浮かび上がってきました。
北野と水曜アシスタントの大橋麻美子がこの話題を踏まえてトークを展開します。

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撃退に安全ピンが有効?

話の発端となったのは、ある女性が中学生の時に受けた痴漢の経験を描いた漫画をツイッターにあげたことから。

両脇に座られた2人の男性から身体を触られたそうで、恐怖で声も出せなかったと保健室の先生に伝えたところ、その先生から「無理に声を出さなくていい。次に痴漢が出たら安全ピンで刺しな」とアドバイスされたそうです。

これに対し、男性からは「冤罪だったらどうするんだ」「普通に傷害罪でしょ」という批判が来たり、女性からは「早速持ち歩こう」「刺されても文句言えないくらいのことしてる」という賛同の声が集まったりと、賛否両論が巻き起こっています。

以前、番組では痴漢の冤罪のリスクを取り上げていますが、だからといって訴えなければ、被害は減りません。
 

文具メーカーが即座に反応

そんな中で、「"ちかん"というハンコを押して撃退すれば良いのでは?」というアイデアがあがってきました。

これに対し、ハンコで有名なメーカーのシャチハタが公式ツイッターで「今現在Twitterで話題になっている社会問題の件ですが、早期に対応ができるようにします。ジョークではなく、本気です」と回答。

シャチハタでは以前から、通常のハンコやスタンプ以外にも、こどもの手洗い習慣を定着させるために「30秒手洗いをしないと消えないスタンプ」などを開発しており、それらを応用させたような商品の開発を検討しているそうです。

ハンコなら安全ですし証拠も残るということで、期待が高まっています。
 

商品化に向けた課題

以前にこの番組で北野は、「カバンの外に女の子が好きな"もふもふ"を防犯ブザーにしたものを付けて、それを外したら鳴るようにすれば良いのではないか?」と提案していました。

今回のハンコについても、すぐに押せる状態にしておかないといけませんが、満員電車で常にハンコを持っておくというのは、現実的ではありません。

それを受けて北野は、「カバンに付けておくのだけで抑止力になるのではないかとは思うけど」と語りつつ、「はんこをカバンの外に止めとけるフックが必要ではないか」とまとめました。

被害を受けた場合は、周りの人も含めて声を上げやすい仕掛けを作ることと、一方で、冤罪を生まないために、実際には痴漢をしていないのに捕まった方が「やってないけど認めた方が楽だから」と思わせないような法整備の両方が必要だと感じます。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2019年05月29日13時12分~抜粋

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