北野誠のズバリ

iPhoneを持つ女性は要注意!デジタル痴漢って何?

最近iPhoneを持っていて通勤通学などで満員電車に乗る女性は、特に気を付けなければならない出来事が起きているようです。

11月5日放送『北野誠のズバリ』は、お休みの北野誠に代わりITジャーナリストの井上トシユキがパーソナリティーを務め、月曜アシスタント・松岡亜矢子と「いきなりスマホにわいせつ画像!スマホ痴漢増える」という話題を取り上げました。

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画像を無理やり送りつけられる危険

最近、電車内で見ず知らずの女性のスマートフォンにわいせつな画像を送りつけて強制的に表示させる、いわゆるスマホ痴漢が横行していると、複数の新聞が報じています。

これは、iPhoneの無線通信機能「AirDrop」により、近くの端末と簡単に画像などが共有できるという機能を悪用したもので、事件化したものもありますが、多くは泣き寝入りしているようです。

スマホを使った痴漢というと、カメラを使った盗撮がイメージされますが、女性に直接的な被害が及んでいないためか、あまり深刻には捉えられていないのかも知れません。
(画像を見せられてかなり不快という点で、十分被害を受けているのですが……)

井上「AirDropを使って、例えば自分の局部を無理やり女の人のiPhoneに送りつけるという、押し貸し(無理やりお金を貸して、利息を取ること)みたいな。押し痴漢なんですよ」

松岡「本当にバカじゃないの?って言いたくなるんですけど」

井上「そんな発想を持つということが、まずビックリする」

松岡「昔は変な話、コートの下に何も着てなくて見せるとか。スマホを持ってて被害に遭うなんて、思いもしなかったので」

IT化が進んでも、このような犯罪は手を変え品を変え、生き残ってしまっているようです。
 

手軽さがアダに…

井上はAirDropを使ったことがなかったようですが、iPhoneを持っている人にとっては結構便利な機能で、画像の受け渡しなどで気軽に使っている方は多いようです。30代以上の人は、ガラケーの赤外線機能をイメージすると、ピンとくるかも知れません。

その場で撮った写真や動画をメールで送るには、メールアドレスを聞かなければならないため、ちょっと聞きづらかったり、個人情報をやりとりするのは気が引けるということがありますが、AirDropだと直接お互いに通信するような形ですので、送りやすいというメリットがあります。

しかし、その手軽さがかえって問題となってしまっています。

松岡「AirDropですべての人を受け入れる設定にすると、見つけられちゃうんですよね。番号交換せずに。
それで相手の名前をクリックすると送りたい動画や写真が送れるんで、後々電話がかかってきたらどうしようとか、メールアドレスが悪用されたらとか、わずらわしいことがないので。
意外に若い人か年配の方か関係なく、知らない人は知らないですね」

井上「知らない人は多いよね。ただ、(AirDropでデータを受け入れる対象の)初期設定が "すべての人"になっちゃってるもんだから、痴漢をしたい人がiPhoneを立ち上げて画面を見たら、周りにいるiPhoneを持った人の名前がみんなリスト化されちゃって。そこで女性の名前があったら、送っちゃうんだってね」
 

身を守る手段は?

ただ、画像を勝手に送られないようにする方法はあります。

松岡「AirDropの設定で、"連絡先のみ"か”受信しない”に設定すれば良いんでしょうけど」

井上「あと、iPhoneの名前の設定で女性とわからないようにしてくれって、兵庫県警の担当の人は言ってるんだけど、それも面倒くさいっていうか。
確かに自衛はしなくちゃいけないと思うけど、無理やり送りつけられて来るのに、こっちが備えるのも理不尽な気がしなくもないよね」

特に満員電車に乗る女性でiPhoneを持ち歩いている方は、設定のアイコンをタップして、「一般→AirDrop」を選んで、いま一度「すべての人」にチェックが入っていないか、確認してみてください。

そして、井上は「だからデジタル機器は~って言う話になる」と、いつものようにスマホに対して否定的な見解を持ち出してきました。

ここで北野がいれば「ITジャーナリストのくせに!」とツッコむところですが、ITを推奨するジャーナリストではなく、ITの危険性について警鐘を鳴らすジャーナリストということで。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2018年11月05日13時15分~抜粋

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