北野誠のズバリ

「あちらのお客様からです」方式のナンパは現代にも存在した!

『北野誠のズバリ』、木曜日の人気コーナー「大人電話相談室」。
10/11の相談者はAさん(23歳・保育士・女性)です。

「行きつけのバーがあるんですが、私は1人でゆっくり飲みたいのに、常連のおじさんがやたらと絡んできて困っています。どう対応したらいいでしょうか」(Aさん・23歳保育士)

北野誠と氏田朋子が、このお悩みの解決方法を探ります。

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カクテルでアプローチ

Aさんの自宅から徒歩圏内、中はL字型で、6~7人ほどが座れるぐらいの広さのやや薄暗めのバー。

Aさんにちょっかいをかけてくるおじさんは、大体40代後半から50代手前ぐらいです。

おじさんとのファーストコンタクトは、「あちらのお客様からのご厚意で」と、カクテルが運ばれてきたことがきっかけだったといいます。

まるで往年のトレンディドラマのようなベタな展開です。

「なんでそん時に、フォークかなんか太ももぐらい刺しとけへんかった?」と無茶苦茶なことをいう北野。

断り切れず、お花が乗っているかわいいトロピカルなカクテルを飲んでしまったというAさん。

その出来事をきっかけに、Aさんに話しかけてくるようになったおじさん。

Aさんはそのバーに週末しか行かないので、そのおじさんに会うのは週に1~2日。
しかし、会えば必ず話しかけてくるんだそう。

バーコード系

おじさんから「どっか行こうよ」という誘いはあるものの、「明日、朝早いんで」と今のところうまくかわしているというAさん。

LINEの交換はまだ。

「そこまでいったら、多分逃げ切れなくなっちゃうと思って」というAさんに、大笑いの北野。

「いずれ聞いてくるよ。おっさんの中ではまだちょっと早いかなっと思ってるだけ。タイミングを推し量っている」と推察する北野に、「えーやだー、教えたくないですよね」とゾッとする氏田。

そのカクテルを飲んでしまって、「うまいこと罠にかかった感じ」というAさん。

Aさんいわく、おそらく独身だろうというそのおじさん。

初対面の女性にカクテルを出すという行動から、結構ダンディなおじさんを想像していた北野でしたが、実際は、やや頭がバーコード系の普通のおじさんなんだそう。

「ダンディでもないおっさんがいきなりカクテル出しよったんか!ハート強いな」と驚きを隠せない北野。

おじさんは常にポジティブ

ここで、北野がAさんにアドバイスを始めます。

それは、2週間ぐらいバーに行かないでおくということ。

おそらくそのおじさんも家が近く、"締め飲み"に2~3日に1回はそのバーに通っているだろうと想像した北野。

Aさんに軽く心がときめいてはいるものの、バーテンさんから排除されるほどの失礼さがあるわけでもない。

そのため、2週間ほど行くのをやめて、おじさんに「アレッ?」と思わせる。

バーテンさんに「ちょっとあのおじさんしつこいんで、2週間ほど抜けます」と伝えて味方に付ける。

「あの娘来ないね」とおじさんが話した時に、「ちょっとねー…」と、「お前のせいや感」をバーテンさんが出してくれる。

この一連の流れを推奨する北野。

「いいか、おじさんは常にポジティブやねんから。いい方にしか考えてへんから」と、おじさん代表としておじさんを語ります。

「目を覚ませ!」

「人生で見知らぬ女の子にカクテル出したこと、一度たりとてないわ」

百戦錬磨?の北野でさえも、いまだかつて経験がないという「いきなりカクテル」。

氏田「ドラマの展開やと、そうやってくれる人ってイケメンやったりしますけどね?」
北野「だから俺もめっちゃダンディなんかな?と思ったやん」

自信と余裕がある男性の行動に思えますが、実際は普通のおじさん。

「それはもうアイスピックで足刺すパターンやって!目を覚ませ!って言うて」

おじさんに身の程を知ってほしいという北野。

バーをナンパの場所に使われると、店の雰囲気も壊れてしまう。

とにかくバーテンさんを味方につけて、その店全体で「そういうのやめましょうね感」を出してもらうところから頑張ってください、とアドバイスを送りました。

いきなりカクテルに大反響

このAさんのお悩みに、リスナーから反響のおたよりが続々と寄せられました。

「バーで飲んでて話しかけてくるおっさんにお困りの方に。
私も週に1~2度バーに行ってカクテル飲むの好きですが、気のない人からのアプローチ困りますよね。
一度、男友だちに彼氏役で来てもらったらどうですか?」(Bさん)

「今どきそんなトレンディドラマの石田純一みたいなおっさんが、実在するなんて信じられへんわ。昭和のおじさんでもある俺は、クラシカルなバーでバーテンダーに『いつもの』とか『あの娘にカクテル作ってあげて』なんて憧れはちょこっとあるけど、実行はでけへんわ。想像するだけで鳥肌が立つ」(Cさん)

「『このカクテルをあの娘に』って、バーテンがそのカクテルを女性に出すバーって存在したんですか!たいてい今のバーはこれやるとバーテンに断られますよ。理由は誠さんがおっしゃるようにバーの雰囲気が悪くなって、女性客が減るからやと思います。

バーは静かに飲むところで、ナンパする場所ではない。そういうお客さんは他のお客さんに迷惑がかかることがわかっているので、そういうことをする客は断られると思ったんですが、いまだにこの『カクテルをあの娘に』といって出す店あるんですけど、正直言いますが、そのバー変えた方がいいんじゃないですか?」(Dさん)

化石おじさん

「水商売やっておりますとちょいちょいありますけど。そんな時はマスターに相談した方がいいですよ。マスターさんが遠回しに断ってくれたり、はたまた『あの人めっちゃ金持ちで優しい人なんだよ』と教えてくれる可能性もありますから」(Eさん)

おじさんがお金持ちだとすると、また話も変わってくる可能性が?

「私も15年ほど前、ガチのバーテンダーをやっておりました。全く同じ経験したことありますよ。誠さんのアドバイス通り、バッチリですね。バーテンダーさんに言うのがいいと思います。

あと、男女4~5人でその店を占領して、偶然そのおじさんと会ったりして、わざと楽しくワーワーやってると、多分『あっ、男おるんやろな』ってなんとなく思いますから。

相談者の人は、バーに1人で来てるところを見て、おじさんが勝手に『彼氏もおらんし、寂しいから来てるんや』と思って、妄想の暴走をしております。しばらく姿を見せないと必ずどうしたのって聞いてきますから、その時にバーテンダーに『いや実は…』って。一番いいんじゃないですかね」(Fさん)

とにかくリスナーからの反響が大きかった今回の「大人電話相談室」。

「最初のカクテルを1杯、ダンディじゃないおじさんが渡したところに、皆胸がギュウウッってなったんやね。『おったんか!そんな化石みたいな人間おったんか!』」

平成の世にも存在した化石おじさんの存在に、多くのリスナーがびっくり仰天した今回のお悩みでした。
(minto)
北野誠のズバリ
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2018年10月11日14時11分~抜粋

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