ちょい悪を目指したら「X星人」に似てしまった男の真夏の失恋物語

北野誠のズバリ / トーク

7/26放送の『北野誠のズバリ』、この日のテーマは「良かったアドバイス・悪かったアドバイス」。

先輩からの、友人からの、店員さんからのアドバイス。
しかし、そこには大抵大きな落とし穴が待ち受けているようです。

リスナーから、「こんなはずじゃなかった」エピソードの数々が寄せられました。

ちょい悪チャレンジ

「あれはハタチの頃でございます。サークル活動で知り合った女の子に恋をいたしました。短めの髪に目がパチッとしたかわいらしい子で、明るくて活発なというか、とても行動的な今まで知り合ったことのないタイプの女の子でした。

ちょうど今のような時期でございます。みんなで海に行くことになり、先輩たちの車で若狭湾まで行きました。これはチャンス。あの娘に想いを伝えようと決心しました。
 
僕が彼女のことを好きだと知っている先輩たちからは、『お前なんかボーっとしてるしさ、人の良さそうな感じするからなぁ』とか『男はな、やっぱりちょっと悪い感じやないとな、アカンで。女の子はなぁ“ちょい悪”好きやから』というアドバイスをもらい、彼女の前でチョイ悪を演じてみようと初めてサングラスを買いました。

当時流行り出していたオークリーのサングラス、1枚レンズのゴーグルみたいなやつです」(Aさん)

まさかの「X星人」

「あー!あったあったあった、一時そんなん流行った!パッと見、水中メガネのゴーグルにしか見えない。俺も持ってます。『ターミネーター2』のサラ・コナーがつけてたやつです。すごいカッコよかったですけど」と振り返る北野誠。

「海に着いて車から降り、強い日差しを感じながらサングラスをかけて悪っぽく彼女の前へ。彼女が一言、『あー似てる似てる!なんかあんたさ、X星人やわー』。X星人、『ゴジラ』の映画に出てきた、キングギドラを操っていた不気味な顔をした宇宙人です。あれにそっくりやと言われました。

その場にいた一同、大爆笑。僕の恋はその場で終わりました。しばらくの間、『オイ、X星人!』。いつの間にか『X星人』と呼ばれると返事をする人間になってしまいました」(Aさん)

「かわいそう」と同情する氏田朋子に、「かわいそう、ありがちなことや」と北野。

飛行機は土足厳禁?

「かなり昔です。飛行機に乗ったことがない友人にアドバイスをしたことがございます。『飛行機はな、土足厳禁。乗る前にスリッパに履き替える。高いところを飛ぶので、気圧と気温が低いから厚手の上着が絶対必要』。

そんなアドバイスをしたことをずっかり忘れてた頃に、その友人と飛行機に乗って旅行に行く時にチェックインを済ませていざ搭乗という時に、その友人はおもむろにカバンからスリッパを取り出しまして、いきなり履き替えました。

そのアドバイスをした当の本人の私が、忘れておりました。

『お前何してんの?』
『いやお前、飛行機土足厳禁って言うて、スリッパに履き替えるっていうてたやん』

しもた、忘れてたそんなん。ギャグやがな。

と思いましたが、時すでに遅く、友人は真剣な表情で飛行機に乗り込んでいきました。

当然周りからは、薄いスリッパなんで笑い声が漏れておりました。

まさかその友人と一緒に飛行機に乗る日が来るとは。
そのアドバイスをしたことによって、えらい恥をかきました。

やはり冗談にもほどがあるということを、純粋な心の持ち主をだますとバチが当たると身をもって知ることになりました。

当然友人は、厚手の上着をそそくさと着ておりました」(Bさん)

北海道にパスポート?

ほんの冗談のつもりが、結局自分も恥ずかしい思いをする羽目になってしまったBさん。

このBさんのおたよりに、同じような経験があるというCさんです。

「初めて飛行機に乗る人のアドバイスで思い出しましたが、社員旅行で北海道へ行った時に新入社員に『パスポート持ってこなあかんで』って言っておいたら、本気にしたS君は搭乗口で定期を見せるがごとく、パスポートをちゃんと見せておりました」(Cさん)

氏田「そういうのはね、なんかいたずらでありますよね」
北野「いたずらでやるやる、みんなやりますね」

飛行機の乗り方に関して全く知識のない、赤子のように無垢な人々をからかうこの手口。
だました側もだまされた側も、実は自分も同じような経験があるという方も多いのかもしれません。

調子のよさそうな店員

「会社のちょっと履きで使おうとしていた靴を靴屋で探していました。僕が見ていたのは値段重視で980円の棚の靴。そんな折、調子のよさそうな店員が話しかけてきました。『お客様、靴をお探しですね』」(Dさん)

北野「靴屋で靴見てたら靴探してるやろ」
氏田「他、何を探すねん」

北野「『いやー、最近家を出てしまった猫を探しに』とか。そんな話せえへんやろ」
氏田「せえへん」

「誰が見ても分かることをあらためて言われても返事に困るなと思いつつ、『適当にちょっと履ける靴をね』と答えると、『それでしたらピッタリのいい靴がありますんでお持ちします』と、その場を離れしばらくしたら、靴を2種類ほど手にして戻ってまいりました。

その靴を見て履くと、確かに目の前にある棚の靴よりも見た目も履き心地も良かったんで、『じゃあそれもらうわ』という流れになりました。

氏田朋子、共感する

そしてレジで支払いになった時、『はい1,850円になります』。えっ?980円とちゃうの?俺が見てたのは980円の棚で、なんぼいっても1,050円とか、1,100円ぐらいちゃうの?それ同様の靴持ってきてるんや思ったら、えっ?1,850円って高なってる。2足買えるやん。

そんなことを心の中で思いつつ、断るにもあまりにも中途半端な誤差な金額。これが5,000円ぐらいだったら『えー高すぎるわ!ちょっとやめるわ』といえるけど、1,850円というのが、小心な僕はせっこいヤツを思われるのもなんやったんで、言い返すこともできず、軽い詐欺にあったような感じで泣く泣く支払い店を出ました。

980円も1,850円も同じ価格帯といえば同じですが、どうなんでしょうかね」(Dさん)

このDさんの体験談に、「わかるー、セコイって思われるの嫌やよねー」と強烈なシンパシーを感じた氏田。

おつりちょうだい!

実は氏田にもDさんと似たような経験がありました。

先日のロケの際、ADの男性に200円渡してお茶を買ってきてもらったところ、お茶だけ渡されておつりを返してもらえなかったというのです。

「『おつりちょうだい』とも言いづらいし。セコイじゃないですか。いやー、返さへんもんなんかな、最近の子はって思ったり。セコイおばちゃんやなって思われるのも嫌やなって思ったり。すっごい複雑でした」

さらに、ささやかな抵抗も試みたという氏田。

氏田「『200円で足りた?』と聞いたんです。『あっ足りました』って言って終わったの!私もう、すっごい不思議で」

北野「なんかお前の方がダメな人間みたい」

氏田「そうでしょう!なんかすごい心狭いなって思いながら。でもなんかなーと思って、もやもやして」

北野「『もういいよおつりは』って、こっちが言うのはいうけど。向こうが勝手におつりを搾取するのは違うと思う」

「やっぱそうやんな、でもなんか言いづらくてね」と氏田。

たとえ少額でも、いや少額だからこそ言いづらい、お金がらみのあれこれ。
自分から言いづらいデリケートな問題だけに、余計根が深くなるのかもしれません。
(minto)
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2018年07月26日13時57分~抜粋

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