北野誠のズバリ

働き方改革で副業解禁!何をして良いのかわからない50代が続出

5月22日放送『北野誠のズバリ』では、「年功序列賃金体系の崩壊?若手確保の裏で冷遇される中高年社員の現実とは?」

『日刊ゲンダイ』の記事によると、若手の人材不足対策として、初任給を上げる企業が増えてきていますが、その原資は40代以上の昇給を抑えた分で充てる企業が増えてきているそうです。

その結果、若者はリッチで中高年は貧乏という年齢格差が、サラリーマン社会で広がりつつあると言いますが……。

この話題を元に、北野誠と火曜アシスタント・佐藤実絵子、事故物件住みます芸人・松原タニシがトークを展開しました。

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芸人の目標は月収30万円!

総務省が18日に発表した家計調査では、2人以上世帯の平均貯蓄額は前年比0.4%減の1,812万円ですが、世帯主が50代だと5.7%も減っています。

同記事では、富士フイルムの今年の初任給が昨年より11,200円アップの23万5千円、フコク生命は今年度から、明治安田生命は来年度から5,000円アップの21万円、さらに通販会社の北の達人コーポレーションは9万円の大幅増で34万円と報じています。この金額には3人もビックリ!

松原「40歳以上の中堅芸人じゃないですか!」

佐藤「それ、わかりにくい(笑)誰も知らないですから」

北野「わかりやすい例えですけどね。40歳の時に芸人の収入だけで月30万円超えてたら一人前。(北野・松原が所属する)松竹芸能でのひとつの"K点越え"って言われてる」

あちこちで目撃!年功序列崩壊の現場

右肩上がりが前提だった年功序列の給与体系が崩れ、働き方改革で残業代が減り、さらに若手の給料アップと65歳までの雇用延長で給料を払う分、給料をどこから取るかということになり、中高年の給料が何重にも減っていくという事態になってきています。

給料が減った分は、副業の解禁で対応しようという動きもありますが、果たしてうまくいくのでしょうか。

北野「40代、50代で今まで一所懸命営業一筋でやってきた人が、急に副業やってって言われても、みんな何してええかわからんよ。この番組のスタッフも、副業で何してええかわからんで。
ここでコンビニでバイトって言っても、50代でコンビニに行ったら、オペレーションが覚えられないんですよ」

コンビニのレジは今や、宅配便の手続きなどいろんなサービスに対応しなければならず、かなり大変なことがよく知られているためか慢性的な人材不足で、外国人の方をよく見かけます。

北野「外国人があんな難しいことようやってるなって思うけど、若いねん。若いとマニュアルのパターンって覚えやすいねん。50代以上の人が研修を受けても、たいがい迷惑をかけてしまいますから辞めますってなる」

松原「結構大きくてオシャレな喫茶店で、50超えたおっちゃんが『新人』て書かれてコーヒー運んでましたけど、めっちゃ怒られてました。もう見てるだけで悲しくて……」

北野「肉体労働だと、20代の子に怒られますからね」

松原「引っ越しとかね、20代が40代に罵詈雑言浴びせてますからね」

中高年の方にとって、副業はなかなかハードルが高そうです。

バイトがメインで芸人は副業!?

ここで再び、松竹芸能所属のお笑い芸人の話題に。

北野「松竹芸能はどうなんですか?アルバイトの方がメインになってたり」

松原「もちろんそうですよ。週7とかザラにいますからね。どっちが本業やねんっていう」

北野「意外と副業で店長になってたり」

松原「おすしチェーン店の副店長やりながら漫才やってて、M-1の予選1回戦で落ちてる奴とかいますからね」

北野「それはもうなんなんや(笑)それで言うと、お笑い芸人の方が副業やねん」

松原「若手に交じってライブに出て13位になったり。何してんねんと」

北野「それで店に戻ったら、店長って呼ばれて」

お笑い界の厳しい現状に対して、最後に北野は「サラリーマンの方に言っておきますが、副業で漫才でもやってみようかなと思ってる方、漫才は副業になりません」とまとめました。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2018年05月22日13時14分~抜粋

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