北野誠のズバリ

北野誠がマジメに回答!男子の反抗期に母親はどう対処?

4/26の「大人電話相談室」相談者は、Aさん(女性)です。

「小学4年生になる息子が、急に反抗期になり、私の言うことを聞いてくれなくて困っています。今までにない反応なので、どうすればいいでしょうか?」

パーソナリティの北野誠とアシスタントの氏田朋子が、詳細を聞いていきます。

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今やろうと思ってたのにー!

これまでは下ネタが多かった「大人電話相談室」ですが、今回はなぜかまともな相談内容に北野もビックリ。

前週、このコーナーの冒頭で氏田「いつも“聴いて得する話題をお届け致します」と言っていることに、北野が「下ネタばかりで聴いて得せえへんやん」とツッコミを入れたから、スタッフが「俺たちだって、ちゃんとした相談を用意できるぞ!」と意地を見せたのでしょうか?スタッフも急に反抗期を迎えたのでしょうか?

そんな憶測はさておき。

Aさんはシングルマザーで、10歳の長男と1歳の長女と一緒に暮らしているそうです。

Aさん「勉強しないでずっとゲームをしてるので、『勉強しなさい!』って言うと、『今やろうと思ってた』とか…」

これは、誰もが言ったことがあるであろう、人類の普遍的な言い訳ですね。

Aさん「あとは『筆箱をおじいちゃんの家に忘れてきたから』とか言うんです。でも実際は筆箱はランドセルに入ってたんですよね」

小学生にありがちな、すぐバレるウソですね。
ちなみに、そのおじいさんの家はすぐ近くにあるそうで、半年ぐらい前まではそこにAさんたちも一緒に住んでいたそうです。

その頃は、おじいさん・おばあさんがすごく優しかったので、息子も甘えて精神的にうまくいっていたようですが、実家を離れてから反抗期が始まったということです。

男の子は理解不能

その息子さん、何かクラブに所属していたり、スポーツをやっていたり、塾に通っていたりはしているのでしょうか。

Aさん「今、塾と野球をやってます。すごく野球が好きで『野球をやりたい!』って言ってきたんで、『ちゃんと塾と野球を両立できるんならいいよ』と私が言って、始めたんです」

ただ最近は、野球と塾の時間が被った時、「塾を抜けてすぐ野球に行きたい」とワガママを言うこともあるんだとか。

そんなこんなで、息子をついつい怒って叱りつけてしまうというAさん。
しかし息子からは「お前」呼ばわりされたり、「黙れ!」「クソババア」など口悪く言われることもしばしばなんだそう。

口だけではありません。こども用の携帯電話、いわゆるキッズケータイを持たせていたのですが、ある時癇癪を起こして投げて壊してしまったことも。

そこで北野が語りかけます。

「女親からしたら、男の子の反抗期の行動って、何がなんだかよくわからないでしょう?まず、大前提として、もう『わからん』と思っておいた方がいいです。
ウチの番組でもよく言ってたことなんですけど、『男の子がなぜ、川や池に行ったら無意味に石をずっと投げているんだろう?』という疑問。あれ、女の子にはあまりない現象なんですよ」

男の子の心理は、ハナから女性には理解不能だということです。

「男の子って、10歳ぐらいから反抗期に入って、6年生では当たり前になって、中学生になると母親と一緒にいるのを誰かに見られるだけで嫌がる」と言う北野。

男親ならその心理がわかってアドバイスもできそうですが、Aさんは何とか自分で対処していかなければなりません。

押してもダメなら引いてみな

そんなAさんに北野がアドバイス。

「最近ちょっと言われてるのが、『よく運動した後に勉強する方が、勉強に身が入る』と。なので優先順位を逆にして、『宿題してから出て行きなさい』と言うんやなくて、先に遊ばせておいてから勉強させた方がいいですよ」

「男の子の反抗期で一番に大きいことは、『○○しなさい』と言われるのがとりあえずイヤ。深く考えてないんですよ。脊髄反射でイヤって言ってるだけですから。
例えばもし、学校から帰ってきた時『ケーキ食べなさい!』って言ったら、息子は『イヤ!』っていきなり言いますよ」

「自我が目覚めてきて、命令されるのがイヤになる。だから『先に遊んどいて。帰ってきてから勉強しいな』とか。『ゲームなら1時間してええよ。その代わりその後勉強してね』とか。そんな言い方やったら割と聞きます」

押し付ければ必ず反抗するのがこの時期なので、柔らかく言うということです。
ちなみにこの時期はまだまだ先が長いと、北野はAさんに覚悟を求めます。

「反抗期は始まったばかり。これから5、6年は続きます。高校生になった頃にはお母さんのことをちょっと考えますけど、一番面倒くさいのは中学の時ですから。思春期で、好きな女の子ができたかどうかのややこしさ(笑)。恋愛が絡んできて悶々とする。いろんな心理が混ざる中学生男子、複雑怪奇極まりないですよ」

このコーナーもやっと大人になった?

脅すだけでは気の毒なので、北野がもうひとつのアドバイスを伝授します。

「たまに『お兄ちゃん、妹の面倒を見てね』とお願いをする。頼み事をするというのも大事です。男っていうのは、お願い事をされるのが意外に好きです。頼られるのが好きやねん。
『お母さん今ちょっと料理作ってるから、悪いけど妹を30分だけ見といてあげて』って言うと、『ええーっ!?』とは言いますけど、頼られるとやります。小4でも男ですから」

そして究極の結論が。

「Aさん、基本的にアホやと思っておいてください、男って」

おだてながら誘導していくのが賢いやり方だということです。
これは男性の全世代に通ずるものがありそうですね。

ようやく、聴いて得するコーナーになったようです。
(岡戸孝宏)
北野誠のズバリ
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2018年04月26日14時11分~抜粋

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