第１３９回マコ酒ＲＵＮは
三重県津市での開催です。
まだまだ残暑厳しい季節ですが
「おでん」を食べに津まで来ちゃいました。
今回は市内をバス移動
♪ハーティートリップ みえ～こ～つ～（古い？）
津駅から５個目ぐらいの停留場が
今回のお店の最寄りの「中町（なかまち）」
誠さんの左手に握られている紙は
「ぐるなび」をコピーした地図です。
お店は最寄りの停留場から
ちょっと離れているので
地図を片手にお店を探さないといけません。
この後われわれは薄暗く人影も少ない
津市内のよくわからない町の中をさまよいました・・・。
しかも
人はいないがカラスがいっぱい
しかも狙われている！？・・・気がする
おでんにたどり着く前に
我々がカラスによっておでんにされてしまうのでは！
という訳のわからない恐怖の中で
ようやくお店を発見。あたりはすっかり真っ暗。
いろいろとツッコミどころ満載な看板でしたが
とにかく着けたことにほっとしてしまいました。
そんなわけで今日のお店はここ！
「おでんのオサム」さん！
ここまでの展開はトホホな感じですが
このお店かなりすごかったです。
続きを見るべし！
店内はとても明るい
昔ながらのおでん屋さんという感じ
カウンターの向こうにいるのが
今回いろいろと騒動を起こすことになる店主です。
加藤理（かとう・おさむ）さん
大阪・阿倍野のおでん店で修行して
関西風おでんの店を故郷の地でオープンしました。
目の前のおでん鍋に所せましと並ぶおでんの具
関西風の薄色だしで煮込むので素材の色が鮮やか
ところでこれはなんじゃらほい？タイヤ？
その正体は「コロ」と呼ばれる
クジラの皮と皮下脂肪の部分
関西のおでんでは定番の具で
写真のように串に刺して食べます。
誠さんも昔よく食べた味で大絶賛でした！
「オサム」はなかなか評判のお店らしく
店内の至る所に有名人のサインが貼ってあります。
あのお笑い界の「大将」も来たみたいです。
評価の言葉が深い・・・。
そんな色紙に囲まれて、気になるポスターを発見
これは
店主ではないですか！
実はキングレコードから演歌歌手として
「暖簾一代」という曲でメジャーデビューをしていたんです！
カラオケにも入っているんだって。
（ただしリリースできたのはこの１曲だけだったそうな）
ということで
頼んでないのにリサイタル・・・
誠さんいわく「歌はおでんほどはうまくない」
ということでおでんの紹介に戻ります。
関西の定番おでん以外に
ちょっと変わった具材を使った「創作おでん」も
「オサム」の売りなんです。
アボカド 意外とあっさりワインにも合いそう
カマンベールチーズ 海苔の下にちょっとだけ見えます
そしてなんといっても絶品だったのがコレ
トマトのおでん！！
トマトの酸味とおだしの上品なうまみがあわさって
何とも言えない食べやすさでした。
トマトとおだしがこれほど合うとは！！！
三重の政財界にもファンが多い逸品なんだとか
そして〆もおでん
おにぎりのおでん
がんもどきの様な皮に包まれて
おだしと一緒にごはんを食べます。
名古屋の味噌おでんとは違い
おだしと素材の味を楽しむ
奥深い関西風おでんの数々を
いろいろな楽しみ方で提供いただきました。
おでんは大満足！
しかし
調子に乗ったオサムちゃん
最後にＢ面の曲「愛をありがとう」を歌い
リスナーに手まで振らせちゃってました・・・。
誠さんも「歌への情熱をもっとおでんに使え」
とお説教でした・・・。
【お店メモ】
「おでんのオサム」
三重県津市大門２９－１８
電話 ０５９－２２７－０３６８
メニューには料金表示がありません
基本１人５，０００円ぐらいが目安です。
おまけ
津の洋菓子屋「ルフラン」さんから
土鍋デコレーションプリンをいただきました。
ありがとうございました。
