3月13日放送『北野誠のズバリ』では、「カラフルなデコ弁はもう古い!?これからはあえてのジミ弁!」という話題を取りあげました。
見た目がカラフルで楽しい、こどもに人気のお弁当、いわゆるデコ弁やキャラ弁の写真がSNSをにぎわせていますが、『レタスクラブニュース』(KADOKAWA)によりますと、今、静かなブームを呼んでいるのが「ジミ弁」なのだそう。
これといった装飾もないお弁当なのですが、なぜかおいしそうに見えるのが特徴だそうですが、人気の秘密は何なのでしょうか。
北野誠と火曜アシスタント・佐藤実絵子、事故物件住みます芸人・松原タニシの3人で、お弁当についてトークを展開しました。
デコ弁・キャラ弁に代わり、今は「ジミ弁」がキテる?
ジミ弁を超えるハードコア弁当とは?
北野「一時、カラフルなお弁当、ウチのラジオでも、(寄せられたおたよりでは)弁当は奥様の怒りが良く現れますからね。旦那が好きじゃないミニトマトが山のように入ってるとか。メッセージですよね、これは」
日の丸弁当ではなく、ただごはんだけとか、ブロッコリーだけなど、いろいろな復讐(!?)の方法はあります。
ここでタニシが、ネットで知ったとあるジミ弁について、報告します。
松原「ハードコア弁当知ってます?実絵子さん。白飯の上に餃子1個だけドーンと置くとか、アジフライだけの弁当などをずっとネットにアップし続ける芸人さんが話題になってるんですよ。ホイップ坊やさんっていう方なんですけど」
「貧乏芸人だからこんな弁当しか作れない」という自虐的なネタが、いつの間にか流行の兆しを見せるようになるという、不思議なことになっています。
お母さんがキャラ弁に疲れた?
今やTwitterのハッシュタグが約11万件になるほど、いろんな人がSNSで話題にしたり、写真をあげたりしているようです。
佐藤「(ジミ弁は)SNS映えはしてますよね。あと、最近流行ってるのが、お弁当の詰め方動画とか。どうやって盛り付けたら、SNS映えするのかという」
北野「ごはんの上にタレを付けて焼いた肉だけそのまま乗せていくとかね。結局それがあえて注目を浴びるということなんですね」
松原「行き過ぎたら反動で地味になるという。インスタ映えがインスタ萎えになるのと一緒で」
佐藤「あれも幼稚園のママとかね、お弁当圧力がすごいんですよ。かわいいお弁当をつくらないとというプレッシャーが」
海苔をハサミで切ったり、人気キャラクターにきちんと形を作らないといけないという、キャラ弁を作るのに疲れて、大きな反動が来たのかもしれません。
北野「でも、全員のお母さんが手先が器用なわけやないやろ?」
佐藤「だからもう、みんな大変みたいですよ。でも、『○○ちゃんのお弁当はプリキュアだった!』とか言われたらね……」
弁当でわかる家庭の味の違い
キャラ弁やジミ弁など様々な弁当がありますが、ここで、弁当は家庭の個性が出るという話になりました。
北野「卵焼きでもみんな味違うやん。昔、ウチは何でこんな濃い色なんやろうと思ってたけど、他の人が薄い色の卵焼きでおいしそうやと思ってもらったら、『すげぇ砂糖入れてんなあ』とか。ウチは醤油を垂らしてたから、全然味違うし」
学生時代にみんなで弁当を食べることで、他の家との調理方法の違いがわかることがありますね。
北野「ウチのオカンは自家製の漬物を作るのが得意で、弁当に持って行ってたら、みんながちょっと食べさせてくれって言って、人気になって。それで漬物だけ入れた容器を持っていって真ん中に置いて、みんなでそれをつまんで弁当を食べてたわ。
オカンも相当なプレッシャーになって、浅漬けやら古漬けやら漬けてた。7人ぐらいの量で」
今だったら、それこそ漬物でSNS映えしそうですね。
キャラ弁とジミ弁のブームは繰り返すのかもしれませんが、ジミ弁へのシフトは、共働きの家庭が普通になってきた今、負担を軽くするという意味もあるのかもしれません。
(岡本)
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