12/27の『北野誠のズバリ』、水曜恒例の「ドクター石蔵の中高年よろず相談室」 では、健康の悩み・夫婦の悩みなどを、循環器・心療内科・更年期が専門の医師で、 中高年アドバイザーの石蔵文信先生に伺っています。
今年のトリを飾るのは、38歳男性・Aさんからのこんなお悩み。
「もうすぐお正月。毎年正月太りしてしまう私ですが、なにか正月太りの対策はあるのでしょうか。なければ諦めて、喰って寝ます」
「それがアカン言うてんねん!」と北野誠からは強烈なツッコミ。
多くの人の悩みの種である正月太り。
良い対処法があるならばぜひ知りたいものです。
冬こそダイエットの季節!ドクター石蔵おすすめ「寒い寒いダイエット」
冬こそダイエットの季節
「おいしい料理が出て動かないので、必ず太りますよねぇ。まあ、正月くらいはっていう気持ちもありますしね。こんな時にダイエットしたって、心の健康に悪いですから。諦めて楽しまれたほうがいいと思います」と石蔵先生。
石蔵先生的には、正月は細かいことを考えずに楽しむのが正解!ということのよう。
「今年、下手したら8日まで休む人は休んでますけれども。飲み食いしてたら太りますけど、太った場合はどうするべきなんですか?」と、増えた体重をいかにして戻すかを尋ねる北野。
石蔵先生いわく、「冬の方がダイエットは本当はしやすい」んだそう。
「寒いところにおるとですね、身体を保とうとするから、燃やすものが多くなるんですね。脂肪とかを。夏は体温に近いですから汗はかくんですけれども、それほどダイエット効果はないんですよ」
暑い時の方がダイエットに適しているような気がしますが、それは間違いであるようです。
「寒い寒いダイエット」
ここで石蔵先生から、冬場のダイエットのコツを伝授してもらいます。
「部屋の温度をまずちょっと低め。寒いなという感じにしておく。それからちょっと薄着」
「寒い寒い」と言っているうちに、脂肪が燃えているという仕組みなんだとか。
これに「へぇー!意外と単純なダイエット方法ですな」と感心する北野に「寒い寒い言ってるうちにダイエットはできる。凍死はせんように気を付けていただいた方が」と、石蔵先生。
何事も過ぎたるは猶及ばざるが如し、ですね。
この「寒い寒いダイエット」に、「食欲もなくなりそうですけど」と大橋麻美子。
確かに、あまりに寒いと空腹を感じる余裕もないかもしれません。
「考えたらね、今なんか昔に比べたらヌクヌクですから家もね。昔は火鉢もあったけどお湯沸かしてね。あったまってきたら、たまに空気入れ替えな一酸化炭素中毒なったらアカン言うて、ビャー開けたりしてましたやんか。今、快適ですもんね。家中」と、北野。
石蔵先生も「夏場も空調がいいから、食欲が出ちゃう」と同意します。
現代人は、一年を通して食欲がわく環境にあるといいます。
北野「夏場のウォーキングよりも冬場のウォーキングの方が痩せるんですか?」
石蔵「そうです。最初はちょっと寒いですけど薄着で」
とにかく、冬は脂肪を燃やす絶好のチャンスであるとのこと。
〆のラーメンは絶対ダメ!
「年明けとか新年会で、飲み食いする行事がどうしても抜けられへん人はどうしたらいいでしょうね」と、仕事柄お付き合いが多い北野が質問します。
「お酒が過ぎる方は、わざと車で行ってお酒を飲めない状態にしておくのがいいですね。それから暇だとね、ついつい食べちゃうんですよ。上司とか、あんまり楽しくない人の席に座ったら、すぐ抜けてしゃべりやすい方の席に移って。しゃべってるとあまり飲み食いしないですよね」と、石蔵先生。
ここで北野が、常日頃抱いている素朴な疑問をぶつけます。
「いつも思ってるんですけど。女性ってね、さほど飲まんのに、ずーっとしゃべりながら時間かけて飯食ってますよね」
「何時間でもいられます」と、女性を代表して大橋がコメント。
北野「回転率の悪いお客さん。女性4人とかで来たらね、前にボンて酒置いて、ビールももう泡消えて、ほとんど飲んでなくて、ご飯もそんな進まんと、ずっとしゃべってはるんですけど。女の人、なんであんなんできるんですか?先生」
石蔵「それは女性はしゃべることが大好きで、ストレス発散になりますし。しゃべることがエネルギー使いますからね」
北野「女の人とはそんなんできるけど、男同士はなかなかできませんもんね。」
石蔵「それでもまあ、男性でも。ちょっと酒が入るとしゃべりやすいんで。しゃべっていただくのが一番いいと思いますよ」
北野「あとは2次会・3次会はなんやかやと理由付けて」
石蔵「〆のラーメンなんて絶対やめてください」
とはいえ、深夜に食べる〆のラーメンこそ飲み会の醍醐味?
なかなか自分を律するのは難しいものです。
やはりお正月くらいは何も考えずに飲んで食べて、日常が戻ってきたところで「寒い寒いダイエット」に勤しむのがベストでしょうか。
(minto)
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