北野誠のズバリ

事故物件「片付けます」芸人・松原タニシ、渾身のバイトルポ!

「事故物件ジャーナリスト」や「事故物件住みます芸人」はたまた「ラジチューバー」などの肩書きを持つ芸人・松原タニシが、事故物件に住むだけではなく、事故物件をクリーンにする「特殊清掃」のバイトに挑戦してきました。

食事の時間が近い方は、後でご覧になった方が良いかもしれません…。

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「特殊清掃」は完全防備で臨む!


清掃の話をする前に、念のため「事故物件」について説明します。

事故物件とは、ある人が自分の家などで突然亡くなり、何日も経ってから後になって発見されるようなケースの現場となってしまった住居のことを指します。

不動産屋さんは前の物件が事故物件だったかどうか知らせる義務があるため、後に住む人がなかなか見つからず、大家さんにすれば迷惑なことになってしまいます。

その事故物件となってしまった住居に対し、元のきれいな部屋に戻して、また次に借りてもらうようにするのが「特殊清掃」のお仕事なのです。

タニシは事故物件に関するイベントを大阪で開催していますが、そこで共演している特殊清掃業者さんの下で、バイトをすることにしました。

現在住んでいる家が4件目の事故物件というタニシも、清掃は初めてです。

かなりハードなバイト


まず、清掃を行う前は防護服や防毒マスクで完全防備します。これは、あまりにも匂いがひどく、細菌などを吸い込まないようにするためです。

今回の物件は、事故物件ということもさることながら、ゴミ屋敷の状態で近隣からも苦情が来ていたほどで、たまたま居合わせた同じマンションの住人さんからは、「X階のXXX号室やんな?」と言われるほど有名なぐらい散らかっていた部屋です。

いよいよ片付けに入りますが、ゴミ屋敷であったため、本当に足の踏み場もないほどで、ゴミ袋で50袋分捨てたそうです。特に夏の時期で匂いがきつかったり、虫がわくのでかなりつらそうです。

ゴミを外に出して捨てた後は、床のフローリングを剥がします。フローリングにごみなどのシミが付いているため、剥がすしかないそうです。

次に特殊な洗浄液(成分は企業秘密)を床やお風呂場にかけて、拭いていきます。
ちなみに今回亡くなった場所は風呂だったそうで、丹念に洗い、3~4時間後にはピカピカになりました。

タニシが呼び寄せた現象!?


かなりハードな作業ですが、ここで北野が「特殊清掃って、専門の業者さんなん?」と尋ねます。

特殊清掃と遺品整理などを扱う専門業者で、遺族の依頼に基づいて作業を行います。

中にある物の取り扱いについては、今回は「小銭や貴重品が出てきたら取っておいてほしいが、それ以外は捨てて良い」とのことでした。

形見の品があるかと思ったらそれはなく、食料品が多くて捨てており、最終的にはタブレットパソコンと小銭しか保管する必要がなかったそうです。

今回の作業で不思議な現象があり、トイレを開けっ放しにしていたのにある時に勝手に扉が閉まり、カギも閉まったそうです。
ドライバーでこじ開けて何とか扉を開けたが、人はいない…。

最後に火曜アシスタントの佐藤実絵子からは「タニシさんが起こしたのでは?」と言われてしまいました。さすが、事故物件に精通しているだけはありますね(嬉しくはないですが)。

ちなみにこれだけハードな仕事ですが、バイト代は「派遣業務の単価をちょっと高くしたぐらい」とのことです。

大変な仕事ですが、これからの高齢化社会ではますます必要になってしまいそうですね…。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2017年07月04日15時25分~抜粋

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