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「美女と野獣」実写版。エマ・ワトソン以外にもいろんなベルがいた

先週の金曜日から、ディズニー映画『美女と野獣』の実写版が公開されています。
今から26年前、1991年に公開されたディズニーアニメーションの不朽の名作『美女と野獣を』を、今回ディズニー自身が実写映画化。
ヒロインのベル役はエマ・ワトソン。評判もいいようです。

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物語は言うまでないでしょう


魔女の呪いによって野獣の姿に変えられてしまった美しい王子。呪いを解く鍵は誰かを心から愛し、そして愛されること。
野獣の姿になった彼を愛する者などいるはずがなく、そんな絶望の日々に変化をもたらしたのが聡明で美しい女性ベル。ベルと野獣になった王子は、果たしてどうなる?と、もったいぶっても有名すぎてしょうがありません。

最後はハッピーエンドです。今回の実写版、かなり評判がいいようですが、気になるのは前回のアニメ版との違いではないでしょうか?

アニメ版と実写版は何が変わった?


今回、ディズニーが実写化するにあたり、ストーリーや音楽の変更はほとんどしていません。

アニメ版を見て感動した時の「あのシーンが観たい」「ここでかかる、あの曲が聞きたい」という期待を裏切らないのが、今回の映画の成功の秘訣なのではないでしょうか。

特に驚くのが映像。アニメ版から26年経って、映像テクノロジーの進歩が凄く、ここまで?というくらいアニメ版に忠実につくられています。
例えば、ベルサイユ宮殿かと思わせるような壮大で美しいボールルームでベルと野獣が踊るハイライトシーン。

他にも野獣の城の住人達が魔女の呪いによってティーポットやろうそく台、置時計などに変えられていますけれども、彼らの活き活きとしたコミカルな動きなど、見入ってしまいます。

歌い手が変われどやっぱり最高


1991年のアニメでは主題歌『美女と野獣』をセリーヌディオンとピーボ・ブライソンのデュエットでしたが、今回はアリアナ・グランデとジョン・レジェンドのデュエットです。

アリアナ・グランデはシンガーソングライター。女優としても活躍しています。そしてジョン・レジェンドはソウルシンガーでありソングライターであり、またピアニストでもあります。
今回のバージョンも、日本で先月から有線のランキングで見事一位を獲得してます。

過去にも3作の実写版が


今回『美女と野獣』の美女ベルを演じているのが、あのハリーポッターシリーズでハーマイオニーを演じたエマ・ワトソン。
『ハリーポッター』の愛らしい少女から、美しくて聡明な感じの大人の女性に成長し、アニメ版ベルの雰囲気にもピッタリです。

実は『美女と野獣』の実写映画は、今回の他に3本作られています。ベル役を中心に見てみましょう。

一番古いのが1946年、フランスで、詩人でもあるジャン・コクトーが監督したもの。ベル役はジョゼット・デイ。
岩下志麻を少し丸顔にしたような大人びた感じの女優です。

2009年、オーストラリアでデヴィッド・リスター監督により撮られた『美女と野獣』のベル役はエステラ・ウォーレン。カナダ出身。
モデル時代に、あのリュック・ベッソンに勧められて2001年に女優デビュー。
この年に出演した『ドリヴン』『Planet of The Ape / 猿の惑星』の演技で第22回ゴールデンラズベリー賞ワースト助演女優賞を受賞しています。ちなみにゴールデンラズベリー賞とは、最低映画を選ぶ賞です。
この8年後に出演した『美女と野獣』、果たしてどんな演技が観られるのでしょうか?

最後は2014年、フランスで、クリストフ・ガンズ監督によるもの。ベル役はレア・セドゥ。本田翼に似ています。翌年『007スペクター』のボンドガールに抜擢されただけあってセクシーです。セクシーな本田翼。
全盛期のユマ・サーマンに匹敵する美しさ。オススメです。

今回の実写版と、過去に制作された実写版を見比べるのも面白いですよ。
(尾関)
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2017年04月21日12時32分~抜粋

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