つボイノリオの聞けば聞くほど

三重県暮らしなのに東京都水道局から請求が?詐欺の手口あれこれ

怪しげなメールなど、リスナーが体験したさまざまな詐欺の手口が寄せられる『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)の「オレオレ詐欺のコーナー」。

2月28日の放送では、パーソナリティのつボイノリオが自身の体験を語りました。騙されないよう参考にしてください。

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つボイに届いたメール

つボイ「私のところにあまりにもアホらしい、悪徳メールが届きましたんで、ご紹介いたしましょう」

届いたメールは文章が明らかにおかしかったようです。


「警察庁について。私たちは警視庁です」

つボイ「もうこれおかしいでしょ?警察庁か警視庁かどっち?いうことです」

ちなみに警察庁は日本全国の警察を管理する組織で、警視庁は東京都の警察を管理する組織です。
東京都の場合だけ警視庁という名称ですが、愛知県警、岐阜県警、三重県警と同じく、警察庁に管理されています。
この不可解な書き出しに続く文章です。


「あなたのお子様は窃盗容疑で逮捕され、被害者に100万円の賠償金を支払う必要があります」

小高「そんなんメールで来るか?(笑)」

とにかく払わせたい

「至急、下記口座にお振込みください」という文の下には20近くの口座名が列記されていたそうです。

小高「3つぐらい振込口座が書かれてて、手数料がいらんとこを選ぶってありますけどね」

さらに文章のおかしさを指摘するつボイ。例えば交通事故を起こした場合の書類には、日付、時間は何時何分という細かさで明記され、状況も克明に書かれていると言います。

メールのように「あなたのお子様は窃盗容疑で逮捕され」たなら、何月何日の何時に誰から何を強奪したのか、克明に記載してあるはず、と力説します。

小高「その前に、そんなことメールでは来ない。まず来ない」

バレバレでも要注意

メールの一番下に警視庁の所在地と電話番号が書いてあったそうです。つボイがそれを調べたところ、正しい所在地と電話番号だったんだとか。

つボイ「ところが東京都の東の文字と、霞ヶ関の関が中国で使う漢字だった。気づかへん人もおると思いますのでね、気をつけてください」

バレバレの内容なので騙される人はいないと思いますが、公的機関を名乗っているメールには要注意です。

悪い内容だけでなく、お得感を出して騙してくるケースもあります。

小高「確定申告の時期なんで、税金が戻ってくるとか公的機関を装ったメールもきっと多いでしょうから、気をつけないといけませんね」

なぜそこから請求が?

三重県津市のリスナーに届いた詐欺メール。

「今回あまりにも笑える詐欺メールが来ました。東京都水道局から催促通知です。『拝啓お客様へ。このメールは東京都水道局から送信されており、最近、水道料金が払われていません』」(Aさん)

つボイ「津市の人がどうやって東京の水道を使うんや(笑)」

小高「個人情報を盗み出されて、勝手にその口座が使われてるとか、いろんなことを考えちゃうね」

「『ご質問がある場合は、さらなる支援が必要な場合もあります、以下の連絡先にお気軽にお問い合わせください』とありました」(Aさん)

メールに書かれた問い合わせ先は、なんと080で始まる携帯電話の番号だったそうです。公的機関の連絡先が携帯電話ということはあり得ません。

小高「わかりやすいものは笑い話で済むんですが、焦るとどんどん陥っていくので冷静になるように気をつけましょうね」

かけ直すべからず

最後は、海外から怪しげな電話がかかってきたリスナーのおたより。

「携帯に電話がかかってきました。その電話がウガンダからでした」(Bさん)

スマートフォンだと機種によって発信された国名が表示されるものがあります。

小高「かけ直させて相手にお金が落ちるシステムがあるみたいなんで、気をつけましょうね」

つボイ「それは絶対かけたらイカンよ」

これは履歴を残してかけさせる海外ワンギリ詐欺です。うっかりかけ直すと莫大な通話料が請求されることがあるので気をつけましょう。 
(尾関)

 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2024年02月28日10時04分~抜粋

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