つボイノリオの聞けば聞くほど

交換から更生へ。環境への負荷軽減を実施する企業

工事において、古くなった部品を交換するのはよくあることですが、一方で古い部品が産業廃棄物となる問題があります。

2月7日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、こうした産業ごみを減らす取り組みをしている企業を、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。

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排水管工事とSDGs

この日紹介したのは、ビルやマンションなどの排水管工事などを行っている株式会社P・C・Gテクニカ(本社・名古屋市天白区)の取り組み。

P・C・Gグループは、SDGs宣言として「排水管更生を通じて、世の中の発展と繁栄に貢献する」との目標を掲げています。

ビルやマンションの資産価値を長く良好に保つためには、排水管の維持も欠かせません。
これは目標11「住み続けられるまちづくりを」にもつながっていきます。

しかし、P・C・Gテクニカの取り組みはこれだけではありません。
他にも、様々な目標とリンクしているといいます。

いくつもの目標に連動した取り組み

P・C・Gテクニカの排水管工事では「排水管更生」という工法を長年採用しています。

「更生」とは、文字のごとく「さらに生きる・よみがえらせる」という意味です。具体的には、古くなった排水管の内側に新たに硬くて丈夫な排水管を作るそうです。
これにより、通常の排水管の取り換え工法と比べ、廃棄物を大幅に抑えることができます。

排水管を取り替えると、ごみとなる廃棄物が多く発生します。さらに廃棄処理で焼却により、莫大なCO2が発生します。
「排水管更生」は、これらを大幅に削減できるというわけです。
これは目標13「気候変動に具体的な対策を」にもつながっています。

もちろん、より環境や働く人にとって負担が少ない工事を行うための技術力や技術開発力も磨いているそう。
こうした努力は施工品質を向上させるだけでなく、工事にかかる日程を短縮するにもつながります。これは目標9「産業と技術革新の基盤を作ろう」に関連していると考えることができそうです。

自発的でなければ持続は不可能

P・C・Gテクニカでは「ライニング」という工法を採用しています。これは古くなった排水管の内側に膜を張って補修する工事だそうです。
給水と排水、ビルやマンションの水回りを保全することは目標6「安全な水とトイレを世界中に」も関連していると言えそうです。

つボイ「名前を聞いたことがあるくらいでしたけど、実はすごくいろんなことをされているんですね」

小高「それぞれがちゃんとSDGsにつながっていくんですね」

これらP・C・Gテクニカの取り組みはSDGsが叫ばれる前から行われているそうです。
外から強制されるのではなく、自発的に動かなければ、持続は不可能です。

わたしたちの普段の小さな行動が、SDGsにつながっているかもしれないと考え「こういうところから向き合ってみるのもひとつの方法としていいのではないか」と語る小高でした。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2024年02月07日11時33分~抜粋

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